アシナガバチによる死亡事故が発生・・・実は毒性が極めて強い

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アシナガバチの毒性

新潟の佐渡市で山の斜面の道路脇草刈り作業中だった男性がアシナガバチに刺されて亡くなった

アシナガバチといえばスズメバチより小型でそれほど攻撃的でもないしスピードも遅い

そのためあまり危険視されてない種ではあるが実は毒性はスズメバチに匹敵するものもある

刺されたら十分危険ということだ

この男性はまず左腕を刺されその3時間後に今度は右手の指先を刺された

二度目に刺されるとすぐ咳や嘔吐の症状が出て病院に運ばれたが助からなかった・・・

一回目に刺されたハチは不明だが二回目に刺されたハチはアシナガバチの一種だったとのこと

男性は長袖長ズボンで手袋も着用していたがその上から刺されたとのことだ

これだけしっかり防備していても死亡事故に発展してしまい本当に残念である・・・


アシナガバチの特徴は前脚をぶら~んと下に伸ばしながら飛ぶ飛び方だ

スピードもスズメバチに比べると大分遅い

だから見分け自体は割と簡単につくだろう

ただアシナガバチと一口に言っても様々な種類がある

スズメバチにも様々な種類があるのと同じである

今回の事故は一体どのアシナガバチによるものだったのか・・・?

アシナガバチの中で最も危険な「キアシナガバチ」について

アシナガバチの中で最も攻撃性が高く毒性が強いのが「キアシナガバチ」だ↓

このアシナガバチだけはスズメバチ同様に警戒した方が良い

体長も20㎝~26㎝ほどありスズメバチとサイズ的に大差ない

スズメバチの中でも2番目に危険なキイロスズメバチを上回るサイズだ

このキアシナガバチは草地や森や低山などに生息している事が多い

巣を雑草地帯や葉の裏に作ることがあるから草地などで知らずに遭遇してしまいやすい↓

本日の事故も草刈り作業中に起きた事故だ

おそらくキアシナガバチだったんではないだろうか?

除草作業も場所によってはスズメバチやマムシなどと遭遇することも多い

本当に危険な仕事である

アシナガバチの営巣場所



アシナガバチは民家に巣を作ることも多い

屋根や軒下・ベランダなどによく見かける最もポピュラーな型のハチの巣だ↓

スズメバチのような大きなものじゃないからあまり危険を感じることがないかもしれない

だが巣に近づけばやはり普通に襲ってくる点ではスズメバチと変わりはない

刺された時の痛みに関してはスズメバチをも上回るものもある

小さいからってナメてるととんでもないことになる

ただ攻撃性はスズメバチに比べるとかなり低い

こちらから刺激さえしなければ基本的には怖くないハチでもある


また、外干ししていた布団や洗濯物の中に紛れていることもありそれで刺されるケースは多い

これもぐれぐれも注意して頂きたい

オレ自身も洗濯物に紛れていたミツバチに太ももを思いっきりブッ刺されたことがある

めちゃくちゃ痛かった

ミツバチの針は太いからね

みなしごハッチどころの騒ぎじゃあなかった

アシナガバチの活動時期と危険性

アシナガバチの活動時期は結構長い

一般的には4月~10月というものが多いが実際はもっと長い

このあたりでは3月には女王バチがウロチョロし出すし12月になってもまだ見かけることが多い

だから冬以外はほぼ活動していると考えておけば良い

危険なのはやはり7月~9月の間だろう

幼虫が孵化してきて活動が活発化し巣を守ろうとする性格が強まる時期だ


黒いものを着ていると危険とよく言われるがあれはオオスズメバチの話だ

その原因が天敵であるクマが黒いからという説があるがこれはデタラメだろう

ハチの寿命はミツバチを除けば数か月だ

女王バチだけが生き残って越冬するが他は皆全滅するわけでセミよりちょっと長生きできる程度

その短い期間でクマの恐怖や危険性を認知する時間などないだろう

まして九州や沖縄のようにクマがいない地域だってあるわけだから


ただハチはなんでも派手な色には反応しやすいとは言われている

派手な色の服装や香水などでオシャレして山や草むらに出かけるのはやめたほうが良い

オシャレしてそんなとこ行く女性はあまりいないとは思うが・・・

ハチに遭遇してしまった・・・刺されてしまった時の対処法

基本的に巣の近くでなければキアシナガバチだろうがオオスズメバチだろうが危険はない

こちらから刺激さえしなきゃ向こうも何もしてこない

だが女性などにありがちだがテンパッてしまって悲鳴をあげたり手で振り払ったらダメ

そんなことすりゃ向こうは敵とみなして容赦なく攻撃してくる

車とか室内に入ってきた時もそう

騒いだり手で払ったりせずそっとしときゃ刺されないし窓開けときゃそのうち出ていく


さらに効果的なのは低い姿勢になる事だ

ハチって目は良いんだけど視野が狭いようで下の方は良く見えないようだ

特に高い所に止まっている時は尚更である

ハチに遭遇してしまった時は姿勢を低くして背中を見せずゆっくり後退するのがベストだ

ハチに限らず動物でも背中を見せて逃げれば追ってくる習性がある

テンパって背中を見せて大慌てで逃げ出すのが一番やっちゃいけないことだ


刺されてしまった時は水で幹部を洗い流すことが大事

ハチ毒は基本的に水に溶けやすいから

逆に口で吸い出すのは絶対NG

そんなことすりゃ口からハチ毒を摂取する自殺行為に等しい

水で洗い流したら抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏を塗る

さらには患部を冷やしておくと良いが心配なら皮膚科やアレルギー内科に行くと良い


また市販されているポイズンリムーバーを使用するのも良い

林業や除草作業をする方は寧ろ携帯必須だろう

本日の作業員はおそらくポイズンリムーバーを携帯していなかったかもしれない・・・

ハチによる年間犠牲者数

日本ではハチに刺されることで年間20人以上が命を落とす

これは熊や毒蛇等の危険生物の中で最大の被害者数である

一般的に危険とされるのはオオスズメバチやキイロスズメバチのスズメバチ類という認識だろう

だがアシナガバチも種類によってはスズメバチと同じくらい危険だということを認識してほしい

アシナガバチだからと油断しないで巣を見つけたらなるべく役所か専門の駆除業者に任せるべきだ

どうしても自分で巣を駆除するにしてもそれは女王バチしかいない6月くらいまでにした方が良い


また一度ハチに刺されると体内にハチ毒に対するIgE抗体ができる

再び刺された時に元々体内にあるヒスタミンという物質が大量放出される

その結果全身にアレルギー反応が出て「アナフィラキシーショック」というものに発展する

今回の事故もそれである

息切れや咳や吐き気やめまいやじんましんや激しい腹痛など様々な症状がある

そうなったら一刻の猶予もないから躊躇なく119番である


基本的に短期間で二度以上刺された時になりやすい

今回の事故はまさにそのパターンだ

そして死亡事故になる年齢層も50代以上の年代が多い

若い人はあまり重症化しないようである

短期間(当日中はもちろん2,3年以内まで)に2度以上刺された50代以上の方は要注意である

アナフィラキシーショック(蜂毒アレルギー)の検査と治療法

はっきり言ってアナフィラキシーショックの発生有無は上述した年齢以外にも個人差がある

過剰反応しやすいアレルギー体質かどうかが大きく関わるようだ

蜂毒アレルギーのリスク検査は病院で受けられる

一度でも刺されたことがあるなら受けておいても良いだろう

皮膚検査と血液検査がある

保険適用なら3~4000円程度で保険非適用の検査でも1万円弱程度だ


そこでハチ毒アレルギーを持っている事が判明した場合も対処療法がある

減感作療法(アレルゲン特異的免疫療法)というものである

ハチ毒の原因であるアレルゲンエキスを少量投与しながら徐々に身体に慣らせていくものだ

自由診療になる

さらにアナフィラキシー補助治療剤を投与する自己注射薬(エピペン)もある

林業や除草作業などされる方はポイズンリムーバーと共に携行しておいてほしいものである

ただ既往症がなければ保険非適用だし使用期限も短いのが困りものだが




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