人類初の“2時間切り”を達成したキプチョゲの速さを100mや50m走に換算してみた

https://www.youtube.com/watch?v=k-XgKRJUEgQ

↑キプチョゲ人類初の2時間切り達成まで完全LIVE配信動画

1:39:52から日本の村山紘太選手がペースメーカーとして登場する

 

「人類初の快挙」を達成したキプチョゲ

先日の更新で触れていたがまさか本当に実現してしまうとは!

「世界最速の男」エリウド・キプチョゲが人類で初めて42.195㎞を1時間59分40秒2で走り抜けた

世界で初めてフルマラソンで2時間を切った選手となる

これは非公式のレースでありキプチョゲ自身の為だけに“お膳立て”された舞台での結果だ

当然公式の世界記録とは認められないがそれでもこのペースで走り抜くことができた経験は大きい

一度2時間切りのペースを体感したことで公式レースでも「実現」できる可能性は高まったからだ

 

日本からは村山紘太もペースメーカーとして参加

このレースには各国から名だたる有名選手がペースメーカーとして参加した

10000m走の日本記録保持者村山紘太も日本人として唯一ペースメーカーに選出され参加した

キプチョゲも元々は5000m走の選手で北京オリンピックでは銀メダルを獲得した経歴もある

村山紘太選手の日本記録タイムは27分29秒69

対するプチョゲ10000m公式自己ベストタイムは・・・ 26分49秒02

日本記録より速いじゃないか!



以下↓は村山紘太選手のコメントだ

「 任せられた区間をしっかりと走ることができてほっとした。レースに向けて、キプチョゲ選手と話をする中で、記録が出るんじゃないかと感じていたので、達成してよかった思う。レベルが高い記録で、この記録が出たことに驚いている。来年は東京オリンピックもあるので、自分も得意種目の1万mで代表を目指し、頑張りたいです」

マラソン世界記録と日本記録の差



キプチョゲは公式記録でも世界記録2時間01分39秒というタイムを持っている

この数字だけでも一昔前なら「人間には不可能」と言われていた数字である

当然2時間切りなど多くのスポーツ学者が否定していた

それを非公式レースとはいえ実現したのである

60年前は世界記録でも3時間をちょっと切る程度だったのにたった60年で1時間ほど短縮された

人間はどんどん進化しつつある



日本記録
は2018年に大迫傑が記録した2時間05分50秒

非公式記録とはいえ世界のトップとは6分の差をつけられていることになる

「たった6分」と思いがちだがこのレベルの選手になれば6分の差はとんでもなく大きい

世界との差・・・黒人選手との差・・・ はどんどん大きくなる

特にケニア人選手とエチオピア人選手の発展(進化)はすさまじい

今やこの両国がマラソン世界記録の上位10傑を完全に独占している状況だ

この日のキプチョゲの時速は?100mだと何秒で走っていたのか?



このキプチョゲの数字を時速に換算するとジャスト21㎞

ちょっとした原チャリほどの速さだ

50m走なら8.5秒の速さで“2時間弱”を走り続けたことになる

100m走なら17

こんなペースで42キロ以上を走り続けるんだからすごいことである

1キロあたり2分50秒ほどで走っている



10000m走なら28分22秒で走っていたことになる

キプチョゲの自己ベストが26分49秒だから10000mあたりになってくるとあまり大差はない

ハーフマラソンなら59分50秒ペース

キプチョゲのハーフマラソン自己ベスト59分25秒でありもう1分以内の違いになっている

ちなみにハーフマラソンの日本記録設楽悠太1時間00分17秒である

キプチョゲはハーフマラソンでも日本記録を上回る自己ベストを持っているしこの日もそうだった

 


体育の授業で苦しんだ1500m走で苦しんだ方も多いだろう

あの苦しい1500m走に換算するとキプチョゲは4分15秒ペースで走っていたことになる

そのペースを落とさずに42.195㎞走り抜いたことになる

4分20秒なんて学年トップレベル(もちろん陸上部)の生徒で出せるかどうかの数字である

このペースを“2時間弱”ずっと続けることがどれだけ大変か

とんでもない体力である

 

オレの中学時代に同じ学年でずば抜けて中長距離走が速い選手がいた

確か彼が中3年の時に4分20秒くらいで走っていたはず

クラス対抗陸上競技大会で1人異次元の先頭を突っ走っていて2位の選手ですら周回遅れ寸前だった

あまりに次元が違いすぎてもう全校生徒が「速すぎ」と苦笑いしながらみてるような状況だった

2位でも5分ちょっとのタイムであり中学生としては速い方だったが

ちなみにその彼は後に箱根駅伝でも走るほどの選手になった

 

キプチョゲはあらゆる中距離走でも日本記録より速い公式自己ベストタイムを持っている


元々陸上のトラック競技選手だったキプチョゲの1500m走の自己ベストタイムは3分33秒20

もうバケモノです

一般人からすれば“ほぼ全力疾走”みたいなもんだろう

そして1500m走の世界記録は1998年にモロッコのヒシャム・エルゲルージが記録した3分26秒00

キプチョゲよりさらに7秒も速い

このレベルの選手になれば7秒差は一般人の30秒差ほどの“大きな差”である

 

あくまでキプチョゲは長い距離になればなるほど力を発揮するタイプということだろう

ヒシャム・エルゲルージ1マイルの世界記録(3分43秒13)も持っている

さらに2000mの世界記録(4分44秒79)も所有している名うての「世界記録ホルダー」だ

だがマラソンのような長い距離は苦手だったようだ

中距離で力を発揮するタイプでありそれぞれ力を発揮できるポイントというものがあるわけだ

とはいえ陸上競技での「花形」はやはりマラソンと100m走であるから皆そこで目立ちたいだろう

 

1500mの日本記録は2004年に小林史和が記録した3分37秒42である

キプチョゲは中距離レベルでも日本記録よりは速く走れているということだ

元々は中距離走の選手だったこともあるが

ちなみに小林史和1000mの日本記録(2分19秒65)2000mの日本記録(5分07秒24)を持つ

彼もまた「日本記録コレクター」である

それでも世界との差はすさまじく大きい



キプチョゲの3000m走自己ベストは7分27秒66

3000m走の日本記録は大迫傑の7分40秒09

この日のキプチョゲは3000mだと8分30秒ペース

 

キプチョゲの5000m走の自己ベストは12分46秒53

5000m走の日本記録は同じく大迫傑の13分08秒40

この日のキプチョゲは5000m走だと14分11秒ペース

残念ながら日本人は全ての中距離走でキプチョゲに負けてしまっている

人種の違いだと諦めてしまうのは簡単だが...

世界との差はつくづく大きい

実際、キプチョゲはどれほど速いのか?



キプチョゲの数字がすごすぎてどの程度の速さかピンとこないかもしれない

もうこのペースは「自転車より速い」と表現すればどれだけ速いかわかるだろう

もちろん本気漕ぎされたらさすがに自転車の方が速い

だが普通に漕いでる程度ならもう同じくらいかそれより速い速度で走ってる

「普通に漕いでる」というのは自転車通学の高校生くらいの速度と考えると良い

もちろん遅刻しそうだからと飛ばしている子ほどじゃあなく普通に学校を目指してる子のイメージ

ママチャリでそれくらいの速度で走ってる程度ならもうキプチョゲに抜かされるだろう

上述したLIVE動画でも普通に漕いでる程度の自転車より速く走っているのがわかる

つまり「自転車より速く走れる男」ということだ

 

下手すりゃ原チャリペースだ

自転車だってロードバイクでもない限り42キロを2時間以内に走れるか微妙だろう

距離にすれば東京駅から八王子駅にあと3キロ地点くらいの距離だ

つまり「東京駅から“ほぼ八王子駅”」までの距離だ

ママチャリで2時間以内東京駅から八王子駅まであと3㎞の地点まで到達できるもんだろうか?

もちろん実際にそれをやったら途中に信号がたくさんあるし一本道じゃないから迂回も必要

その時点で2時間以内に到達なんて絶対に不可能だ

だが仮に東京駅から八王子駅まであと3㎞地点まで一本道だったとしたら...?

全力で漕げば当然ママチャリでも自転車の方が速いだろうが普通に漕ぐくらいならどうか?

おそらく2時間はオーバーすると思われる



キプチョゲの走力は少なくとも「そこらの自転車より速い」と考えて問題ない

そもそもフルマラソン3時間をギリギリ切るくらいのランナーでも自転車と大差ない速度で走れる

それくらいのランナーなら国内にはゴロゴロいる

そこらの河川敷を走っているランナーの中にもそれくらい速い人はたまにいるだろう

ママチャリの平均時速は大体12~18㎞である

時速21㎞で走っていたキプチョゲがどれだけのスピードか想像がつくと思う

猫ひろしVSエリウド・キプチョゲ



ちなみにカンボジア代表選手である猫ひろしの自己ベストタイムは2時間27分48秒

一般人からすればこの数字ですら「神の領域」なんだ!

それよりも30分ほど速いキプチョゲはもうマラソンの世界では“神以上の存在”になりつつある

もちろん猫だって40歳を過ぎても走り続けているのは素晴らしい精神力である

東京オリンピックでその雄姿を見てみたい

ポーツマス!ポーツマス!

東京オリンピックで公式2時間切り達成なるか?



こうなるとあとは公式レースでの2時間切りだけが目標だろう

キプチョゲは来月で35歳になる

ピークの時間は残り少ないと思われる

あと1年以内に達成するしかないだろう

でもきっとできると信じたい

願わくばそれが来年の東京オリンピックの舞台だったら最高だが

東京の酷暑の中で実現できるだろうか?



以下↓はキプチョゲの会見の模様(英語です)

INEOS 1:59 Challenge Post-Event Press Conference

 

 

 

世界初のフルマラソン1時間台を達成したエリウド・キプチョゲの名言集

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