『世界一受けたい授業』で「山奥ニート」の生活が紹介された。
山奥ニートの「共生舎」はコロナの問題もあり見学受付を停止して鎖国状態だった。
しかしそれはNPO法人としてどうなのかという葛藤もあったそうだ。
そしてついに見学受付再開の予定とのこと。
大前提として「山奥ニート」とは山奥で働かずに暮らす人たちのことを指す。
つまりずっと山奥から動かず生活しているということ。
住所を持たずに移住生活をするアドレスホッパー↓とは違う。
山奥ニートの生活費
生活費は月に18,000円を払う義務がある。
そのうちの半分9,000円を出し合って食費にしている。
番組を見ていてわかるけど結構豪華な食事(?)
とにかく18,000円出せるなら山奥で時とストレスを忘れて生活できるわけだ。
しかし、18,000円とはいえ「働きたくない」彼(彼女)らがどうやってそれを得るか?
それは村の畑や行事の手伝いをすることでそれくらいになるらしい。
そういや何年か前に刑務所から逃亡して今月懲役17年の判決が下った樋田淳也被告も、
逃走中に何かの手伝いをして金をもらっていたとか言ってたか。
別に樋田淳也被告と一緒というわけじゃなく、手伝いでもお金を出してくれるところは多いわけだ。
それこそ今は「タイムチケット」のような“お手伝い”を売り込むプラットフォームまであるし。
山奥ニートの暮らしぶり
一応今は入居者全員に個室もあるそうで、プライバシー(プライベート)な空間も確保されている。
だが共同生活に変わりはなく、食事は全て自炊だし、掃除も当番制のようだ。
入居者は常時15~18人ほどいるそうだ。
その全員分の食事を作るってかなりの重労働だと思うけどニートでもそれができるのか?
それができるくらいなら飲食店の厨房で働けると思うけど。
でもそれはダメなんだろうね。
実際飲食店の厨房なんて常に罵声が飛び交って怒鳴られ蹴られって世界も多いからね。
急かされまくってパワハラ全開でさ。
オレ、人生で一番最初にやったバイトがいきなりファミレスの厨房の調理担当だったから。
その地獄の苦しみはよっくわかる。
食事作り以外にも、施設の補修などで結構力仕事もやってるようだ。
そこまでやってるならもう「ニート」とも違う気もするけど。
普通の「ニート」だったらそんな行動力なかなかないんじゃないかな。
もちろん「ニート」と言っても性格や境遇は様々なんだろうけどさ。
少なくとも社会に適応できないで苦しんでいるようには見えないかな。
社会不適応で苦しんでる人がニートになるわけだろうし。
でも、耐えがたい苦痛とストレスの中ブラックな雇用主の元で働くよりは全然マシなんだろう。
ちなみに、代表の石井あらた(葉梨はじめ)さんは、著書「山奥ニート、やってます」が結構売れていて、その印税収入もあるから金には全く困ってないだろう。
他の人も、肉体労働しなくてもクラウドワークスで記事書くだけで3万くらい簡単に稼げるだろうに。
山奥ニートと結婚、恋愛事情
代表の石井あらた(葉梨はじめ)さんは、名古屋で会社員をしている女性と既に結婚もしている。
なのに、現在も別々に住んでいて「遠距離夫婦」状態だ。
だけど決して愛が冷めているわけでもなく、いつか一緒に住めたらいいねという感じ。
遠距離恋愛しているカップルと変わらない。
愛にはいろんな形があるよと言うけど、触れられなければ~寂しいもんだよね~、LOVELOVESHOW
番組で紹介されなかったが女性入居者もいる。
入居した理由も普通に「働きたくなかった」からだとのこと。
そのあたりは↓の動画が詳しい
一緒に共同生活していれば愛が芽生えるのも自然な流れだろう。
それほどに共同生活の絆は強い。
一緒に何かをするという共同経験が関係を強固にする。
これは異性関係じゃなくて同性の友達でもそう。
夫婦関係でも、一緒に同じ仕事をしている夫婦(店をやっているとか)は離婚率がかなり低い。
離婚率が高いのは、やっぱり夫婦別々な仕事をしている夫婦なんだと。
「共同作業」の大切さがよくわかる話でもある。
共生舎でも今後カップルが誕生するかもしれないね。
ちょっとしたテラハ状態だし。
リゾバっぽくもあるか。
山の暮らしのメリットとデメリット
一口に「ニート」と言っても境遇も人間性も本当に様々。
石井あらたさんなんてニートというより「山と自然が好きな青年」にしか見えない。
普通にコミュニケーションも取れるし。
しかもアナグマとかヘビとか自分でさばいたりしているし。
このオレも山の麓で住んでるからわかるけど、山って確かに良いんだよ。
樹木から発せられるフィトンチッドを常に吸収しながら生きられたらどんなに健康的だろうか。
でもいいことばかりではないさ。
今日の番組内でも出ていたけどとにかく虫がすごい。
その中でも特に厄介なのが蚊とスズメバチ。
こいつらさえいなけりゃどんなに山の暮らしはのどけからまし!
ヘビも毎日のように見かけるけど、ヘビなんてほっときゃ何もしてこねーしよく見ると可愛くて愛おしいのよ。
だが、スズメバチだけはダメだ。
あいつら理性ってもんがないから、突然予告なしで不意打ちで刺してきやがる!
特にスズメバチは山の上に行けば行くほどオオスズメバチとかキイロスズメバチとかエグいのしかいねーし。
刺されたらめっちゃ痛てーし、そもそも刺されたらヤバいし。
ちなみにこのオレは既に人生で二度もキイロの野郎にブッ刺されていてアナフィラキシーショックに「リーチ」がかかってる状況だ。
ホント全く気付かないうちに刺されるから怖いんだよスズメバチは!
ちなみに刺された箇所は肩と太もも。
これでもし、次に刺されて「一発ツモ」なんてことになった日にゃ・・・このブログの更新も途絶えることになるだろうね(笑)
そんな、このオレの「カウントダウン(?)」はともかく、山のくらしも良いことばかりでもないってこと。
もちろん空気はめっちゃ美味いし、一面緑一色の世界と絶え間ない鳥の鳴き声は本当に心癒されるけどね。
「一発ツモ」とか「緑一色」とか今日は麻雀ネタが多いな。
先日のアレかな?
山の暮らしやベーシックインカムを求める今の日本人は疲弊している
不起訴問題はともかく、コロナ問題で行き場を失った方も多い。
今回テレビで放送されたことで、この共生舎に新たな入居希望者も殺到するだろう。
このような山奥での生活に憧れる感情・・・
待望論がどんどん大きくなっているベーシックインカム・・・
今の日本人は「普通に働いて、普通に生きる」ことが困難になってしまっているのかもしれない。
山奥に籠りたがったり、ベーシックインカムを渇望するのも「働きたくない」人が増えたから。
景気も悪いしコロナだし、人間は常にイライラピリピリしてるし。
そう思うのも無理はないと思う。
生き辛くて、世知辛い世の中になっちまったからね。
それに、月18,000円なら誰でも住めるからね。
人生に疲れたり、静かな暮らしに身を置いて命の洗濯をしたいなら共生舎はおすすめだろう。
だけど空き部屋が今1室しかないらしいし、今日のテレビ放送とコロナ問題で入居希望者は殺到するだろう。
さすがにキャパシティに限界はあるだろうし、すんなり入れるかもわからないよねこれは。
それとなんだかんだで入居者の入れ替わりは激しいみたいだし、共同生活ができない人もいるだろうからね。
女性もいるし、石井あらたさんみたいに結婚もできるからって、シェアハウスとかテラスハウス的空間を期待してもダメってことだ。
そもそも「山奥ニート」って時点でそーゆーのはあまり期待してないだろうが。
でも、共同生活とか寮生活ってめっちゃ楽しんだよね。
常に誰かがいるって環境が暖かくて誰と喋ってても盛り上がってさ。
このオレも経験あるからわかるけど、こーゆーの一度経験するのもおすすめ言えばおすすめよ。
ちなみに女性入居者も募集してると既に入居している女性がTwitterで発信している。
女性はなかなか抵抗感ある環境かもしれないけど、自然が好きな方なら逆に楽しい生活になるのかな?
↓「住めば都」ってことなのかもね。
共生舎女性住人募集(*・・)σ
— 山奥ももこ (山奥ニート) (@yamaokumomoko) March 5, 2019
↓共生舎のWEBページは以下リンクから
アドレスホッパーについては↓から