Amazonの偽(不正)レビューを見分ける方法と“サクラチェッカー”の現状について

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NHKのクローズアップ現代+でも取り上げたAmazonのやらせ(サクラ)レビュー問題

自分自身としても実際Amazonで買い物をする時に特に書籍などはレビューを大いに参考にする

Amazonのように実際に手に取って読んで確認できないネット購入ではレビューが全てだ

「なか見!検索」というものもあるが大体目次と序章くらいしか読めない

書籍レビューはその本の概要や何が良かった何が悪かったをしっかり記してくれる方が多い

これまで何度も参考になることがあったし個人的にはAmazonのレビューは割と信用度は高い

実際Amazonのヘビーユーザーだけにレビューはかなり見てきている

だからクロ現+を見ていて麻木久仁子の意見にはいろいろ共感してしまったほど

 

だがこの書籍ジャンルもやらせ(ステマ)レビューが横行していると感じることがある

特にネットなどによく顔を出している人が近年新しく出した本はその傾向が多い

この手の人たちはまずレビューを「依頼」していることが少なくない

その見返りに特典をつけたり書籍代を無料にしたりしている

あからさまに「評価5でお願いします」とまでは求めている例は多くはない

だが特典を受け取った以上人間心理として悪いレビューはしにくいもんだ

結局ほとんどが評価5でレビューする流れになる

「あくまで自発的なサクラ」というスタンスなんだろう

 

そしてそのようにレビュー依頼をしている本は内容が乏しいことが多い

ネットで寄せ集めたような情報を表現を変えて文章化しただけだったり

酷いものは結局本の終わりに何かの商品購入とか有料会員への誘導があったりする

そのようなものを普通に買って読んだら当然低評価の「1」がつく

だから不正レビュー依頼をした書籍はレビュー分布をみると極端なことになっている

評価5と評価1がどちらも突出しているのだ

「逆コの字型」みたいな分布になっている

このようになっている場合はほぼ確実に不正レビューをしていた商品と考えて良い

人間の評価が最高評価と最低評価にここまで極端に分かれることはまずありえない


書籍に関して言えば15年や20年以上前に出された書籍であればまだ不正レビューもほぼない時代だ

だからこそ純粋に信頼性の高いレビューを見る事ができる

しかし近年出された書籍はやらせを見抜く力も必要になるだろう

高評価がモロに売り上げに直結するのがネット販売の特徴だ

販売側からすれば高評価は喉から手が出るほど欲しいものだ

だから悪知恵を働かせる人間が出てきてしまう



問題なのは不正レビューを求める本でも内容がそれなりだった物は5だけが突出してしまうことだ

悪いとは言わないまでも買って読むほどの本でもないのに評価5が突出している為に買ってしまう

このような被害が結構出ている

だからあまりにも評価5だけが突き抜けているようなものもあまり信用できない

基本的にネット上に集まる情報は「良い」という情報より「悪い」という情報の方が圧倒的に多い

人間良い思いをした時より不快な思いをした時の方がネットに書き込みたくなるもんだ

「〇〇(飲食店) 接客態度」で検索すると接客態度が良かったなんて書き込みが出ることはない

ほとんどが接客態度が悪かったという書き込みしか出てこない

良い接客をされたくらいでは普通ネットにわざわざ書き込まない

だが嫌な思いをされたらそれを吐き出しできるならば共感や同情を求めたいのが人間心理だ



そもそもAmazonに限らず商品を購入した際のレビューなんて100人中数人がしてくれるかどうかだ

粗悪なものを掴まされて憤慨したわけでもなければ普通の人はわざわざレビューなんてしない

みんなそんなに暇じゃないしめんどくさいからだ

だから「良かった」レビューをする人って実はかなり稀な存在

普通はそんな簡単に出てくるもんじゃない

よほど感動的に素晴らしいと感じて少しでもこの喜びを伝えたいと奮い立った場合でもなければね

そもそもどんなに良著であっても否定的意見が普通は出てくるもの

天邪鬼的な気質を持った人物だっているし

それなのに評価5だけが極端に突出するなんてなかなかありえない

書籍に限らず商品だってそう

その商品自体に問題がなくても発送関係でマイナスがつくことだって普通にあるのに

 

自分自身を考えてみても絶賛レビューなんてしたことがない

そもそもレビューなんてほとんどしたことがない

中にはレビューが大好きでいろんな商品をレビューしまくってる方もいる

でもそういうタイプはかなりの少数派

大抵はレビューなんて頻繁にしないしそれを「めんどくさい」と感じてしまうもんだ

本来はレビューをすることさえ稀だということだ



Amazonの自作自演不正レビューを見分ける大きな判断ポイントは以下がある

・評価5と評価1が突出している「逆コの字型」タイプの分布

既に上述したがこんな極端な結果には絶対にならない

そもそも平均すれば評価なんて普通は「3」に収束していくものであ5と1に集中することがありえない

 

 

・発売してから短期間で極端な数のレビューが投稿されている

これも上述しているがレビューしてくれるなんて100人中数人程度の割合

それなのに短期間で数十件や100件以上とかレビューが殺到するとか新発売であってもありえない

 

 

・評価5だけが100件以上とか極端に突出している

これも上述済だがレビューをつけるだけで100人中数人の割合である

さらに最大評価をつけるなんて普通は「よっぽどのこと」である

それなのに評価5だけが100件以上とかそれに近い数字に偏っているのは明らかに不自然

旧約聖書でもない限りこんなことにはなりにくい

 

 

・「Amazonで購入」の表記がないのに絶賛レビューしている

基本的に不正レビューを依頼する人は自分から購入させたうえでレビューさせる

だからこれはあまりないケースだが稀に見かけることもある

もちろん他所で買ってレビューしていることもあるがわざわざAmazonに出向いて「絶賛」はない

寧ろ他所で買った結果酷くて怒りが収まらないからAmazonに出向き評価1をつけるならある

 

 

・日本語が不自然なレビュー

これは大問題になっている中国人の組織的やらせレビューの典型例

中国人はAmazonで自社ブランド商品を売れば荒稼ぎができる

2019年10月9日時点で1元の価値は日本円にして15円であり中国人は涎が止まらないだろう

 

 

・5の評価をしている投稿者名をクリックするとその商品しかレビュー投稿がない

つまりその投稿の為だけにアカウントを作って投稿しているということ

もうあからさま

 

 

・5の高評価をつけているのにレビュー自体は中身がなく淡泊(ついでにその書籍も中身がない)

再三指摘しているがレビューをつけること自体稀でありさらに最高評価までするのは“超レア”

よっぽどのことじゃなきゃ普通はわざわざ最高評価なんてしない

それなのに中身もなくそっけなくめんどくさそうに仕方なくレビューしました感満載なのが問題

普通最高評価をする以上もっと具体的にどこが良かったかと熱く語るものだ

いかにも「どうでもいい」的文章内容なのに最高評価の謎

 

 

・さらに言えば評価5の高評価レビューなのに極めて文字数が少ない(短文)

これも上記とほとんど重複はしているが「仕方なく投稿してます」感がハンパない

こんなことは「誰かにレビューをお願いされた」場合でない限りありえない

自分の意思で最高評価をつけるなら短文とか中身のないそっけない投稿なんてするだろうか?



さらには今年7月に「サクラチェッカー」というサクレレビュー判定サイトが誕生した

ネット上では絶賛の声が上がっている

しかし・・・

この絶賛の声すら「ステマ」じゃないのかと思わざるをえない

と、いうのも確実に不正レビューをやっているのを知っている書籍販売者で実際に検索してみた

それも10人以上いるからとりあえず10人10冊選んで検索した

すると・・・全員サクラ判定度が「0%」という悪い意味で衝撃の結果が弾き出された

ありえへん



その10人は書籍販売時に実際にレビュー依頼をしているのを自分でも確認していた人たちだ

もう名前も出したくてウズウズしているが敢えてそこまでは伏せておくが

それがまさか全員「0%」だなんて

実際このサイトはまだまだ発展途上であることを運営側も認めているようだ

今後精度が上がっていく可能性がある

そうなることを期待したいがあまりツールやAIで判断できる分野でもない気がする

 

 

 

 

 

 

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