大阪や東京出身のプロレスラーが少ないのはなぜか?

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先日山の中を彷徨っていて極限状態まで追い詰められた時・・・ふと妙なことが思い浮かんだ

「あれ?大阪出身のプロレスラーっていたっけ?」・・・と

なぜ生きるか死ぬかって時にそんなことが思い浮かんだのかさっぱりわかんねぇ

とにかく正しいルートに戻ってもう山の中は真っ暗で何も見えないながらも無事下山

現にこうして記事を更新してるんだから今となっちゃ先日の“プチ遭難”もいい思い出なんだけど

ただその時浮かんだ「大阪出身のプロレスラー不在」問題が未だに脳裏にこびりついてやがる

だからコイツを整理しねぇと気が済まねぇ

もうがまんできねぇ

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そもそも大阪出身でスターレスラーは誰がいる?



先日山ん中をフラフラと歩いている時結局浮かんだのはスペル・デルフィンだけだった

そこまでメジャーレスラーでもないがいかにも大阪っぽいし真っ先に浮かんだのもある

そしてここにきていざ文章を打ち込み始めたら次に浮かんだのがCIMA

デルフィンもCIMAもどっちもインディ系の選手

メジャー所の大物スターがいないなと思いながら調べていたら・・・あ、2人いた

前田日明秋山準

大物なのになぜかスッポリ頭の中から存在が消えていたご両人

特に前田なんて「THE OUTSIDER」でよく見かけているのに(笑)

秋山は最近はさっぱり見てないけど

“大阪感”が全くない秋山準とプロレス業界暗黙の掟



ただ秋山って関西弁喋らないから大阪出身(関西人)感が全くないんだよね

しかもめっちゃ標準語でめっちゃスカして喋るから関西人っぽいノリもテンションも全くないし

でも口から出る言葉は結構ユーモアのセンスが溢れててそーゆーとこはやっぱ大阪っぽいなと思う

そもそも関西人だからって必ずしも面白い人とか考えるのが偏見なんだけどね

黒人が皆足が速いと考えてしまうのに似たものがある(実際は足が遅い黒人も多い)

秋山が関西弁使わないのは90年代くらいまで全日や新日には関西弁禁止の風習も影響したとか

方言の禁止という大相撲の風習を引き継いでいたようで

でも前田なんかは80年代から関西弁バリバリ喋ってたよね

あと全日ならマイティ井上も・・・あ!

マイティもいるじゃねーか!

調べたらマイティ井上も大阪出身だ



関西弁に関しては金本浩二(兵庫出身)なんかは当時からバリバリ関西弁だったんじゃないかな

あとは天山中西学(共に京都)も90年代後半くらいからジョジョに奇妙に関西弁が出始めてきた

それと小橋建太(京都)も時々イントネーションが関西になるよね

でも秋山準中邑真輔(京都)は全く関西弁を使わないしイントネーションすら完全に標準語

さらには大学までしっかり東京の大学だし(笑)

どんだけ東京かぶれなんだと(笑)



ただ関西人だからって関西弁を必ず話すというのも実は偏見

関西人でも関西弁を使わない人(学校でも!)いるからね

もちろんイジめられるリスク高まるけど案外うまいことやってんのよそーゆー人は

まぁ秋山や中邑が子供のころから関西弁使ってなかったのかまでは知らないし興味もない

ただどっちも身長188㎝(実寸は183㎝くらいだろうが)だからイジメとは無縁だったかな

子供の頃は小さかったかもしれないけど



でも背がデカくても小さい奴にナメられたりイジめられたりって普通にあるからね

身長の高低って小学生くらいの時なんかはほとんどパワーバランスに影響なかった気がする(笑)

身長203㎝の八村塁だって小・中学校時代イジメにあってたらしい

まだその頃は180㎝程度だったからそこまで圧倒的にデカいってほどでもなかったのまもあるが

とにかく気が弱いとナメられてイジめられるんだよね

それって「目力」に性格ってモロに出るから目力がないとデカくたってナメられてイジめられる

秋山なんかは目力というか目つき悪いからまずイジめられなかったタイプだろうと思われる(笑)


実際秋山の幼少期を調べてみると小学生時代から友達を殴ったりヤンチャだったようだね

想像通りじゃねーか(笑)

あのガタイと目つきじゃ小学生では無敵だろうねぇ

まずビビっちまうよ普通の子供じゃ

つってもあの時代の子供ってとんでもない命知らずの強気タイプも結構いたんだろうなぁ

中学高校でツッパリハイスクールロックンロールとかスクールウォーズとかやってた時代でしょ

校内暴力とか?

あの辺の世代って今50歳前後だけど未だに気が強くてオラオラな人多いし

バブル末期世代とか団塊ジュニア世代はとにかく血気盛んな男子が多い

結局大物レスラーと呼べるのは多く見積もっても6人だけ



話が秋山の幼少期ネタから大幅にそれたがとにかく大阪出身レスラーはやっぱり少ない

前田日明秋山準スペル・デルフィンCIMAマイティ井上、あとは女子プロのアスカくらい

あれだけの大都市大阪で80年近い日本のプロレスの歴史からたった6人ほどしか大物が出ていない

いくらなんでもあまりに少なすぎるだろう

力道山時代の大物レスラーまで遡って片っ端から調べたがやっぱり大阪出身はいない

そもそも関西圏出身レスラー自体がかなり少ない(京都だけはそこそこいるが)

東京出身の大物レスラーは誰がいる?



じゃあもう1つの大都市・死にたいくらいに憧れる花の都大東京はどうだ?

こっちはストロング小林マサ斉藤小川直哉蝶野正洋 高山善廣安田忠夫安生洋二...

まだ他にも大森隆男小島聡井上亘内藤哲也アニマル浜口ジム出身4名は皆東京出身

アニマル浜口ジムは他県出身者でプロレスデビューした選手もまだまだいるしすごいね

プロレス界への貢献度は個人のジムとしては最大級じゃあないか?

ただそのアニマル浜口本人は島根県出身なんだけどね



東京出身レスラーでメジャー級になるとこれくらい

あとは女子プロレスでジャガー横田アジャコングがいるくらい

う~ん・・・これでも80年近い歴史があるジャンルということを考えるとまだ少ないよね?

大物レベルで見ても超メインイベンター級って言えるのは小川直哉くらいじゃない?

プロレスファンには評判悪いけどこれほど注目集めたレスラーもそうそういないからね

東京のアニマル浜口ジムが今も経営しているが大阪の栗栖正伸ジムが潰れている

そう考えると大阪よりはまだ東京の方が「プロレス熱」は高い土地柄なのかもしれない

栗栖ジムも金本浩二とか山田花子とかプロレスラーを輩出したんだけどね

その栗栖正伸も大阪ではなく鹿児島出身です



死にたいくらいに憧れた東京のバカヤローのプロレスラー輩出率どうなんだろうね?

大阪よりは大分多いけど日本プロレス約80年の歴史と首都の人口比率的に考えるとどうなのか

でも東京って人口は多いけどそれは地方から来た人が多いからで元々東京に実家があるとは別

それは大阪にも言えることだ

進学か何かで東京に上京してきたって「出身地」は生まれ育った土地を指す

同じく大都市である大阪にも言えるが東京で生まれ育った人となると実数はかなり減るのもある

昔はプロレスが“ガチ”だと信じて入門する若者も多かった



しかしそう考えても大阪の少なさはやはり際立ちすぎてる気がする

大阪なら東京ほど地方出身者が多いってわけでもないし

血の気が多くて喧嘩早い人間も多いし地下格闘技の世界じゃ大阪出身はゴロゴロいるのにね

リアルファイトとプロレスじゃ違うのはわかるけど

昭和の時代はなんだかんだでプロレスを真剣勝負の格闘技と思って見ている人間も多かった

90年代以前に入門したレスラーはプロレスが「ガチ」だと信じて入門した若者も多かったそうだ

前田日明佐山聡高田延彦船木誠勝大仁田厚もプロレスが格闘技だと思って入門したらしい

若者にありがちな「強くなりたい」という思いからだ



入門後に佐山とか高田はショーだと知った時はかなりショックを受け冷めてしまったとか

あと天山もそんな感じだったみたいだね

橋本は聞いたことないけど橋本もそれっぽいかな

やっぱり新日系のレスラーに多いな「ガチ勢」は

異種格闘技戦とかやってたしネットも暴露本もなかったしそう思うのも無理はないと思う

高田や船木なんて中学卒業してすぐの子供の時に入門したんだし大仁田も高校中退して入門した



そういや高田延彦は妻の向井亜紀にプロレスが真剣勝負だと思わせたまま結婚したそうで

だからショーだと知らされた時に向井亜紀はショックを受けて離婚を考えたとか

このことで彼女は叩かれてたがさすがに女性じゃUWFの闘いをショーかどうかなんて判断つかない

そもそも男だってUWFはガチだと思って見てたのたくさんいたんだし

ついでに言えば新日VSUインターだってそう

U系のプロレスを女性に真剣勝負かどうかの判断なんてつくわけがない

彼女が言ってるのはPRIDEの試合の事を言ってるのかもしれないがそれなら尚更無理だろう



ただ彼女は新日VSUインターのメインの試合でテレビにも映ったけど泣いてたんだっけか

たしかものすご~く心配そうな悲痛な表情で見ていたはず

その時点で新日との絡みですら「ガチ」だと思っていたかもしれないね

女優だから「演技」だったのかもしれない

もし演技なら相当な演技力だ

とにかく彼女はプロレスが真剣勝負だと思ってたから胃をキリキリさせて夫を応援してたそうで



でも橋本真也の「負けたら即引退スペシャル」でもかずみ夫人が泣きながら負けた夫を見ていた

女優でもない一般人のかずみ夫人にまで「演技」だったらすごい

プロレスとは奥さんにまで「演技」を求める世界なのかと

そういや大谷晋二郎のパパもよくプロレス会場に来て息子が勝つと大喜びしていた

そんな姿が再三テレビにも放送されたがあれもどこまで「ガチ」なんだか・・・(笑)

父親にプロレスの内情を何も話してないんだろうか?

ちょっと“演技”の域を超えたよ喜び具合だったからなァ

大阪出身のプロレスラーが少ない最大の理由は大阪人の“気質”に原因があるのでは?



また話が大幅に逸れた

とにかく大阪出身者にはプロレスラーが少ない

だがプロスポーツ界では寧ろ大阪は最大のスター輩出率を誇る

それはもう東京なんか圧倒的に上回るほどに

サッカーも野球もラグビーもバスケも大阪出身のスターが多いこと多いこと...

そう考えると見えてくるもんがある

それは「大阪人の商売人気質」というやつだ

それについて・・・ちょっとねちっこく解説していこうか



大阪は商人(あきんど)のDNAが深い土地柄だ

もうかりまっか?」が挨拶になっていた時代が長かった

要は「金が稼げるかどうか」に対して日本で最もシビアな土地柄なんだろう

そうなると「プロレスラー」という職業は大阪の人間にどう映るか?

体を痛めつけて痛い思いして体をボロボロにしながら大して稼げもしない

「割に合わへん」・・・さらに言えば「そんなんやっても稼がれへん」という感情に行きつく

本人がそう思うか親や親類にそう言われるか...?

プロレスラーの引退後は不安定そのもの



どちらにしてもそんな感情が出てきてしまうから身体能力が高くて背が高い子供は他に流れる

プロ野球選手やJリーガーになった方が稼げるという判断だ

ラグビーやバスケならプロレスの方が稼げるのではというのもあるが“引退後”の保証が違う

チームの母体の社員になるとかコーチとして働くとかまだ潰しが効く

しかしプロレス界となるとそうはいかない

引退すれば雇ってくれる会社もなければコーチとしての働き口もほぼない

そもそも近年は「コーチ」というポジションがある団体すらない

小林邦明みたいに寮長とか特殊なポストで残れることもあるようだがそれも極めて限られた枠だ

つまり引退したら「これからは自分1人でやっていけ」と裸一貫追い出されるレスラーの方が多い



アニマル浜口
栗栖正伸みたいにジムを運営するにも初期投資は大きいしリスクは大きいだろう

草食系全盛時代で格闘技よりアニメやゲームに夢中な若者だらけの時代じゃ参入者もいない

佐山聡は80年代当時は道場運営等で3000万以上収入があったそうだが今は入門者もいないとか

そんな状況じゃ格闘技やトレーニングのジム運営も簡単じゃあない

健康ブームを意識したジムならまだわかるけど

あと田村潔司U-FILE CAMPはモロに格闘技色が強いジムだけど結構経営は順調らしいね



とはいえ大抵のレスラーには難しいだろう

プロレスラーほど潰しが効かない職業もない

その肩書で雇ってくれる会社がそう簡単に見つかるわけもなく

猪木ミスター高橋がレスラー引退後の受け皿として会社を作ることを考えていたのもよくわかる

後藤達俊小原道由の「クレイジー・ドッグス」は今や警備員とビル管理会社のサラリーマン

橋誠はDr.ストレッチのトレーナー

知ってるのはそれくらいで吉江豊とか志賀賢太郎とかどうしてるんだろうと心配してしまう



そうなるとプロレスラーの引退後の「王道」でもある飲食店経営に行きつく

キラー・カンザ・グレート・カブキ維新力などがちゃんこ居酒屋で長年堅実に経営している

四天王プロレスの1人である川田利明の「麺ジャラスK」もしっかり経営が続いている

飲食店経営なんて3年以内に90%が失敗する世界だ

そんな厳しい業態を長年維持しているのはレスラー時代の知名度を差し引いても大したもんだ

松永光弘デンジャー・ステーキも長いこと続いている

あと力皇猛も奈良でラーメン店を経営している

丸藤正道は現役中でありながら引退後のことも考えて飲食店経営を着手している



他にも挙げたらキリがないがやぱり引退後のプロレスラーの身の振り方として飲食店経営が浮かぶ

だがそれができるほど現役時代に開店資金を蓄えられるレスラー自体が一握りだろう

キラー・カンカブキはアメリカで活動もしてたからかなり金はあっただろうが

それ以降のレスラーでは金もそんなに溜められなかっただろう

ましていつ潰れるかわからない飲食店経営など「安定」とは程遠い人生でもある

プロレスラーという道を選ぶこと自体が「ギャンブル」と考えるのも無理はない

プロレスだけで大金を稼ぐことの難しさ



そもそもプロレスラーとしての純粋な収入で大金を稼げた最後のレスラーが馬場と猪木だろう

このレベルに稼げる期待値が高いなら大阪からももっとプロレスラーを目指す若者がいたかも

だがこの2人はプロ野球界で言えば長嶋と王みたいな存在だ

努力だけで到達できる存在じゃないしもう時代的にあそこまでのスターになることは難しい

ましてどちらも経営者という立場だった

当然自分が一番金を得られるわけでそれ以外のレスラーはあくまで「雇われ」の立場だ


馬場猪木はそのように特殊な事情があるから対象に入れるのも難しいかもしれない

だが長州力だって80年代~90年代はかなり稼いだだろう

80年代中盤は日本で最も人気があるレスラーだったし全日のテレビ中継をゴールデンに復帰させた

本人もテレビに引っ張りだこで特集番組が放送されたり結婚式が生中継されたほどだった

さらには長州をモチーフにしたファミコンのゲームまで出たほどだ

まして新日の現場監督としての活動に最初の引退時は会社から1億円の功労金が出たとか

なんだかんだで今でもテレビに出られているのは活舌以外にも現役時代の知名度の賜物だろう

そして大仁田厚

この人物も引退後タレントとして政治家としてかなり稼いだだろう

引退前の90年代前半から既にテレビで引っ張りだこだった

知名度も猪木馬場長州に匹敵するほどのものがあったはず

現在は長崎知事選を目指しているそうだがどうなるだろうか?

野心家である

知名度は“財産”であり金のなる木



他にも天龍藤波小橋蝶野武藤...

これくらいのレスラーになれば現役時代の知名度や人脈がある

引退後でも路頭に迷うこともあまりないかもしれない

しかしそれさえも一握りの世界だ

実際は「それ以外」のレスラーの方が圧倒的だ

ましてもうテレビ中継で目に付く機会もないから圧倒的知名度やスター性を得るのは難しい

ネットに活路を求めるにもプロレスというジャンルの特性上ネットとは相性が悪い

プロレスラーの引退後は極めて厳しい現状である

体をボロボロにした結果辛い現実が待っているなんていたたまれないもんだ



近年は船木誠勝金本浩二安田忠夫のようにYouTubeに収入源を求める動きもある

これも現役時代の知名度があってのものであり知名度ってつくづく「財産」なんだなと思う

安田は歯が抜けたまま出演してしまっていて落ちぶれた感がハンパないし歯を入れればいいのに

それはともかくYouTubeで過去の話をいろいろ暴露的に話すことはコンテンツとしては強いだろう

3人ともかなり大胆な暴露を展開している

メジャー団体にいたレスラーだからこそできることなんだろうが

大阪人と東京人の違い



とにかくあれこれ話が長くなってしまったが大阪人にとってプロレスラーはあまりに不安定だと

稼げそうな期待値も低いし現役時代の怪我や引退後の仕事など様々なリスクがある

そんなリスクを取ってまでやることじゃないだろうという現実的な考えが商売人気質とリンクする

経済観念が発達していると言うべきか

「夢」や「ロマン」じゃメシは食えないということなんだろう

だから「現実的」な大阪人はプロレスというジャンルに魅力を抱かないんじゃないかと



東京はどうだろうか?

大阪に比べれば出身レスラーは多い方である

それでも人口比率的に見ればやっぱり少ないし力道山時代のレスラーでも東京出身者はいない

東京は東京で「プロレスラーになるよりいい大学に入っていい会社に就職する」という考えだろう

大阪の商売人気質とは違った「現実路線

常に大学進学率が全国でトップの土地柄だ

必然的に「プロレスラー」はもちろん「プロスポーツ選手」ですら選択肢には入りにくい

有名大学の多くが東京にあることもそれを後押ししている

スターレスラーは地方出身者に集中している



逆に一流プロレスラーは地方出身者が多い

力道山阿修羅・原ミスター雁之助大仁田厚の長崎

ジャイアント馬場キラー・カンサンダー杉山の新潟

長州力佐山聡大谷晋二郎山本宜久の山口

坂口征二佐々木健介高野拳磁渕正信中嶋勝彦デビル雅美の福岡

上田馬之助オカダ・カズチカウルティモ・ドラゴン坂田亘鈴木健想広田さくらの愛知

ラッシャー木村飯塚高史ケンドーナガサキタイチ佐野巧真グレート小鹿らの北海道

藤原喜明ザ・グレート・サスケエル・サムライTAKAみちのく大向美智子の岩手


・・・ザッと挙げただけでもこれだけいる

愛知県と北海道はまだ挙げきれなかったレスラーがまだまだいるし

特に愛知県は首都圏や近畿圏以外ではプロレスラー最多排出県と呼べるんじゃないだろうか?

首都圏の神奈川・埼玉・千葉・山梨や近畿圏の京都もプロレスラー輩出は多い

だがこれらは「地方」とは違うからここでは除外した

「地方」の定義も曖昧だし愛知県だって名古屋も含むから「地方」から除外すべきかもしれないが

地方出身者はなぜ素直に夢を追えるのか?



とにかく地方出身者が多いのがプロレス業界だ

スター選手で見ても天龍だって福井だし藤波だって大分だ

やはり長渕じゃないけど地方の若者は都会に夢を抱いて飛び込むんだろうか?

「商売気質」や「現実路線」を考えず地元に有力な大学もないから都会で一旗揚げようと考える

そんなプロセスを経て一攫千金的な希望を胸にプロレスラーを目指す構図なんだろうか?

そこはもう損得勘定じゃないんだろうね

まして90年代くらいまでは大学進学率も極めて低かった時代だ

中卒高卒で手に職もなく失うものがないってことは逆に何でもチャレンジできるってことでもある

夢を信じてm(゜- ゜ )

そもそもプロレス界で誕生する「スター」の数は決して多くはない



ただ日本でこれだけ長い歴史があるスポーツ(?)ジャンルって他には大相撲かプロ野球くらいだ

大相撲やプロ野球ほど選手(力士)の入れ替わりが激しい業界ではない

トップ選手は20年くらいは第一線(メインイベンター)で出続けるような世界である

80年近い歴史があっても必然的に「スター」の絶対数は少ないのも事実

メインイベントなんて2人~4人しか枠がない

その枠を任せられる選手となるとどうしたって数は少なくなる



例えば全日の日本人選手に絞れば1990年までにメインイベンターと言える日本人は何人いた?

ジャイアント馬場ジャンボ鶴田天龍源一郎...1972年~1990年までの20年近くでたった3人

1990年以降は四天王と散々上述した秋山準ノーフィアーが台頭してメインイベンターは増えた

だがそれ以前となると本当に寂しいもんだった

それだけ外国人が充実していたということでもあるが

だからそう考えると大阪どうこう以前にプロレス界そのものにスターが誕生しにくい土壌もある

プロ野球界みたいに毎年70~80人も新人が入る世界でもないわけだし

そもそもプロレス入門→デビューまでが90年くらいまではすさまじく狭き門だったからね

好きなことをして生きていく



長々と脱線しながら語ってきたがプロレスラーになるのは大変だしなってからの生活も大変

苦労の割に見返りも少ない世界だ

大金を稼ぎたきゃアメリカマット界に活路を見出さなきゃ国内だけではとても無理だし

でもそれだけ「見返り」を求めない精神の持ち主が多いんだろう

金が稼げるかとか安定した人生とかそういうものじゃない

やっぱり夢やロマンを追うタイプ・・・好きなことをして生きていきたいという人々なんだろう

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