祝日が土曜日だと振替休日はないから大損!なぜ振替休日はないのか?

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2023年の建国記念の日は2月11日の土曜日。

土曜日だから振替休日で月曜日も休みかと思っていたところ

カレンダーを見ると土曜日だけが赤くなっているだけ...

 

わが国の現状では土曜日が祝日と重なった場合は

振替休日はないのである。

 

2023年は

  • 2月11日(建国記念の日)⇒土曜日
  • 4月29日(昭和の日)⇒土曜日
  • 9月23日(秋分の日)⇒土曜日

 

3度も祝日が土曜日と重なり潰れてしまうめちゃくちゃ巡り合わせの悪い年になっちまった。

 

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なぜ土曜日は振替休日はないんだ!?

かつてはもともと日曜日と祝日が重なっても振替休日なんてなかったんだ。

それが1973年に日曜日が祝日と重なった場合の振替休日が制定された。

だが1973当時はまだ週休1日制の時代。

高度成長期は終わった後だけどモーレツに働くという風潮も残っていた。

だから土曜日だって普通に仕事だった。

銀行だって郵便局だって土曜日も普通に窓口は開いていた時代だった。

 

だが国際的に日本人の過酷な労働環境が問題視されるようになり

世間体を気にする日本人は週休2日の流れになる。

仕事だけでなく学校も同じで2002年の4月に完全週休2日になった。

 

そして現在に至るわけだけど

結局週休2日になったって日本人の労働時間の長さは世界でも屈指なのは変わらない。

 

サービス残業(実質強制)は当たり前

土曜出勤当たり前

持ち帰って日曜日に自宅で仕事も当たり前

 

そんなこんなで日本人の労働環境の過酷さは大して変わっちゃいない

だったらせめて土曜日と祝日が重なっても振替休日制定するくらいのこと考えてもいいだろうに。

 

実際民主党政権がその法改正を進めようとしていたけど

政権交代になりそれは白紙に戻ってしまって現在に至る。

 

はっきり言って「それ今必要か?」という法案ばかり優先しているようにしか思えない現状で

この問題を放置しているあたりにも政治家って庶民感覚がない人ばかりなのかなぁ?

 

ただ労働者の週休2日というのは法律で定められたものじゃあないし

仕事によっては土日が必ずしも休みじゃないお方もいる。

 

平日休みとかあるいは週休2日でも平日と日曜日を離して休んでるとか。

だから「土曜日」がすべての国民にとっての「休日」とは定められていないのが現状でもある。

 

公務員などは土曜日が休日だから

祝日が重なった場合は振替休日があったり

振替休日を取らずに働いた場合は休日勤務手当があるようだから職業によっても様々なんだ。

 

それでいて本来開いているはずの病院や歯医者などは祝日だから閉まっている!

 

「じゃあしょうがないか・・・」と思っても

今度は普通の土曜日にはないデメリットだけはしっかりのしかかる。

病院とか歯医者に急に行く必要が発生した。

土曜診療やってるから大丈夫だと思っていた。

だが・・・祝日と重なっている時は「祝日」だから休診。

次の日曜も当然休診。

月曜日まで診てもらうことができない。

もう痛くてたまらないのに・・・。

月曜まで待ったことで悪化してしまったらどうするのか?

 

↑などは最悪のケースでありオレ自身が実体験済。

そりゃ本当にヤバけりゃ救急診療などに駆け込むしかない。

しかし祝日に病院でできる対応はあくまで応急処置的で限定的。

平日でないとできない治療や検査もたくさんある。

例え大学病院であっても十分な対応はしてもらえないのが現状。

平日と祝日の差が大きすぎるのが日本の医療体制の問題点でもある。

専門外の医師とか経験不足の研修医が対応することになったりとか。

 

ちなみに付随する薬局なども本来土曜日はやっていても

祝日と重なれば問答無用で閉まってる。

 

他の施設や店舗でも通常土曜日は開いているところでも

祝日と重なれば閉まっているところは多く

そういうデメリットだけはしっかり享受しなければならない。

 

とはいえ医療従事者って休養は必要。

ここに立場の違いによる問題が出てきてしまう。

 

特に開業医や歯科医は毎日たくさんの予約が入っていて

体調が悪くたって気軽に休むことすら簡単にできない立場。

そこんとこすごくよくわかる。

 

だが「休日1日損した」側の人間からすると

追い打ちのようなこの流れがさらにモヤモヤを喚起するわけだ。

 

「働き方改革」と盛んにポーズを取ってるけど土曜日の祝日問題は放置している矛盾

 

つくづく土曜日と祝日が重なることは何のメリットもない。

デメリットしかない。

 

人気取りのためなのかお偉いさんたちは“表向き”は「働き方改革」だとか

「男性の家事参加」とか言ってるけど

この土曜日と祝日が重なっても振替休日がない問題は放置していて

結局ポーズだけなのかと思えないこともない。

 

日曜日が祝日と重なった場合は振替休日がある。

だから土曜日もどうしてもその感覚を持ってしまうのは今の時代無理はないこと。

 

それを「土曜日は本来休日と制定されていないから不合理とは言えない」などと正論振りかざしても

「そうですよね~」と納得できる人は少ないだろう。

 

日本人は疲れている

 

  • 景気も賃金も向上しない
  • 逆に物価や税金は右肩上がり
  • コロナ・戦争・気候変動・迫りくる巨大地震への不安

 

明るい話題、将来への希望もなかなか抱きにくい状況

それなのに「祝日損した」感を与えられるのは想像以上にダメージが大きいはず

 

給料も上がらない・・・日本も世界も悪くなるばかり・・・

祝日損した気持ちで働き続けなければならない

これじゃ消費マインドも冷えるし精神的余裕も失うのも無理はないだろう。

何のための「働き方改革」なのか?

 

東京オリンピックの時は祝日をコロコロ動かしてた。

その年限定だったらできるが毎年となると簡単にはできないということなんだろう。

祝日法3条の改正が必要になるってことで。

 

それでもなぜ動かないのかはわからない。

優先順位としてそこまで必要性がないからなんだろうか?

確かに土曜日が休みじゃない人もいるし。

 

しかしカレンダーを見て土曜日の日付が赤くなっていて

次の月曜日が黒いままだと壮絶なガッカリ感を受けてしまうのは否めないし

人間は感情を持った生き物だからAIと違ってどうしても労働意欲に悪影響はある。

 

 

 

日本人の労働時間と賃金の現状

OECD(経済協力開発機構)が世界各国の年間労働時間ランキングを調査している。

2021年度のランキングで日本は世界で26位の年間1,607時間だった。

1位はメキシコで年間年間2,128時間。

 

これだけ見ると「日本、それほどブラックじゃないじゃん」って思うだろう。

しかし実態は違う。

 

まず日本人は雇用が不安定であることで短時間労働者の割合が大きい。

短時間労働者の平均年間労働時間は900時間ほど。

この数字があるから全体の年間労働時間の数字が下げられているだけのことなのだ。

 

フルタイム勤務者だけに限って言えば年間労働時間は2,000時間ほどになる。

メヒコを笑っていられない数字になっちまうのが現状だ。

 

じゃ、そんだけ働いて日本人の給与はさぞかし右肩上がりなのか?

と問われて「YES」と答える日本人は少数派。

 

経済産業省が昨年5月に発表した「未来人材ビジョン」の32ページ以降を見ると

日本の労働環境の悪さを示すデータが次々と出てくるから実際に確認してみることをおすすめする。

 

経済産業省 未来人材ビジョン

以下一部引用↓

日本企業の従業員エンゲージメントは、世界全体でみて最低水準に

引用元:https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf

「現在の勤務先で働き続けたい」と考える日本人は少ない。

引用元:https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf

「転職や起業」の意向を持つ日本人は少ない

引用元:https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf

日本は、海外に比べて課長・部長への昇進が遅く年収も低い

引用元:https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf

日本では「転職が賃金増加につながらない」傾向が強い

引用元:https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf

 

↑だけを見てもこんな絶望的な状況で祝日まで潰れたらそりゃやる気なくなるよ。

はたらけど
はたらけど猶わが生活(くらし)楽にならざり
(石川啄木)

 

リスキニングにも時間が必要

政府は「人への投資」を掲げ

リスキニング(今後働くうえで必要になる知識・スキルを学ぶこと)を推奨している。

 

しかしリスキニングだって時間が必要である。

普段仕事で疲れて帰宅した後に学習しようとしても

1日働いた脳では集中力・モチベーションは起床時の半分以下まで低下している。

 

さらに睡魔との闘いもある。

実際リスキニングに力を入れるとすれば早起きして学ぶか

休日を増やす以外現実的ではないだろう。

 

そういうことを推奨しておきながら

祝日(休日)が潰れるこの現状を放置しているのはどうなのか。

 

本日は建国記念の日を気に沸きあがった国への疑問を記事にしてみた。

良い“祝日”をお過ごしください。

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