平成の30年間で子どもの数は787万人減り日本は今や子供の割合で世界最低水準にある

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子どもの数は平成の30年間で2320万人から787万人減の1533万人となった

国連人口統計年鑑によると日本の総人口に占める子供の割合は世界最悪水準にある

日本は12.3%は先進国で最低の数字なのだ

世界最悪の少子化ペースであることが平成の時代に明確化された

ある意味平成は出生率も経済も右肩下がりの時代だったとも言える

しかし社会や文化が成熟すれば経済はともかく出生率が下がるのはある程度仕方がない

だが日本の急激な少子化は先進国でも群を抜いている

日本の少子化の原因は?

思えばこの平成の時代・・・特に1990年代の半ばから日本の文化や価値観はそれまでの時代と大きく変容したのを実際にその時代に過ごしてきたオレはモロに感じている

転機は1995年だろう

この年にWINDOWS95が発売され、ケータイ電話(PHS含む)が普及し始め、さらに「コギャル」文化を筆頭に性の解放化のような現象も始まり、この1995年はある意味日本文化面でエポックメイキングな年だったと言える

性の解放化は一見男女が肉食化することで寧ろ恋愛→結婚の流れが加速すると思われがちだが、現実は「恋愛を楽しむ」ことを重視する流れができ、「まだ結婚したくない」、「もっと遊びたい」という流れに繋がったように思える

それ以前は25歳を過ぎた女性はクリスマスケーキに例えられるように、25歳までに結婚することが幸せに繋がるというような風潮もあったわけだが、1990年代後半くらいからその風潮も一気に消え始め、20代後半でも独身は当たり前→30過ぎても独身は当たり前というように平均初婚年齢もどんどん上がっていった

実際平成元年の平均初婚年齢は男性28.5歳女性25.8歳だった

そして2019年5月4日時点で最も新しい人口統計による平均初婚年齢は・・・

男性31.1歳女性は29.4歳である

人口統計は5年ごとに正確なデータを計測する為、実際はこの数字よりさらに上がっている可能性が高い

ということはもう女性も平均初婚年齢が30歳に到達している可能性も十分あるということだ

あなたはこの数字を見て「たかが4歳程度上がっただけじゃん・・・」と思うかもしれない

しかし30年で4歳以上も男女とも平均初婚年齢が上がるというのは極めて「急上昇」ペースである

平均初婚年齢の統計が最初に始まったのは1908年(明治41年)だ

その時は男性が26.8歳で、女性は22.9歳

そこから1989年の平成元年までの81年間で男性が1.7歳、女性が2.9歳しか上がっていないのに、その後30年で男女とも4歳程度も一気に跳ね上がってしまっているわけだから

1990年代は文化面や価値観が大きく変容しただけでなく、女性の大学進学率の上昇から始まる女性の社会進出もかなり進んだ

思えば90年代くらいから今では当たり前の光景である女性の駅員やバスの運転手が目立つようになった

大学進学率が上がれば必然的に25歳までに結婚する可能性は低くなる

そして社会に出て仕事をすれば仕事にやりがいや楽しさを感じて尚更結婚は遅くなる可能性だってある

そして社会に出て仕事をすることで経済的にも男性に頼らないで生きていける「力」を得た「強い女性」が増えた

社会進出する前の女性は結婚を「永久就職」と考える方も多かった

嫁ぎ先で専業主婦として「働く」という考えである

嫁ぎ先の収入の大小が自らの人生の豊かさを左右することにもなった

それが今では女性も自分が勤める会社から受け取る年収が人生の豊かさを左右する時代になり、結婚に対する考え方も変わった

「永久就職」時代にはお見合い結婚が「圧倒的シェア」を誇ったが、今お見合い結婚で結婚するカップルはわずかに6%しかいない

一方で男性はどうか?

女性が社会進出したが、雇用のパイが増えたわけではない

当然女性が進出した分の「イス」は失われるわけで正社員になり損ねる男性が急増した

いわゆる就職氷河期世代である

原因はバブル崩壊による景気低迷による新規採用抑制もあるが、この世代は第二次ベビーブーム世代も含まれていることもあり世代人口がまだ多かった

その上女性の大学進学率も向上したことで、ただでさえ多い世代人口内で少ない雇用の椅子をめぐって「人生を賭けた熾烈な椅子取りゲーム」が繰り広げられたわけである

その「ゲーム」に敗れた男性の多くはその後ワーキングプア層として派遣社員やアルバイトという不安定な雇用で生活をすることを余儀なくされてしまっている

当然その生活状況では結婚など望むべくもない

必然的に結婚を拒絶する「非婚化」が加速した

平成前半期の1990年代で現在の日本の現状が形成されたと言っても過言ではないだろう

「結婚したくない理由」のアンケート調査から見える非婚男女増加の原因

2013年のことになるがインターネット調査で結婚を望まない未婚者にその理由を聞いた結果で最も多かったのが「自由な時間が減る」という理由だった

回答が多かった主な理由は以下の通り↓

・自由な時間が減る 58%

・結婚に幸せを見いだせない 50.8%

・経済的不安 45.2%

・自由なお金が減る 44.3%

・相手の家族とのかかわりが面倒 43.3%

・家族を築く自信がない 42.0%

・他人と一緒の生活が面倒 40.3%

・一人でも幸せ 36.7%

・まだやりたいことがある34.4%

自由な時間が減る」がトップになるのはやはりそれだけ文化や社会が成熟したことを意味するわけで、それはもう必然的なことなんだろう

一人でも幸せ」と考える人が増えたのも1994年以前との違いであり、それはテレビ離れとも共通してネットやケータイ、そしてスマホの普及により「1人でもネットがあるから寂しくない」という環境が急速に発達したことがある

特に男性は車に興味を持たなくなり、アニメやゲームやアイドルなど内向的かつインドア的な趣味を持つ人が増えた

その趣味をネット上の相手と共感して楽しむというライフスタイルを持つ人が増えたことで、車に乗らない、外で遊ばない、積極的に女性との出会いを求めない・・・という流れになり、これも非婚化に拍車をかけている一因だろう

これは男女統合した回答結果だが男女別になると回答割合に大きな差がある項目がある

・結婚に幸せを見いだせない

男性41.5% 女性62.7%

 

・経済的不安

男性56.1% 女性31.3%

 

・相手の家族とのかかわりが面倒

男性29.2% 女性61.2%

この3項目だ

これを見ると男性はやはり収入面の不安が大きい

家族を養う自信がないことがうかがえる

逆に女性は経済的に自立できたこともあり、そうなると相手や相手の実家や親族との相性で神経をすり減らすのが嫌だというのが回答結果からわかる

自立した女性は結婚相手を「選ぶ」ようにもなる

本当に結婚したい相手としか結婚しないし、そういう相手と出会えないなら一生独身でも良いという考えの人が増えた

そして社会進出してもやはり結婚相手の男性には自分以上の年収を求める意見も顕著であり、これは出産の事を考えるとそう考えるのも無理からぬことだが、女性が社会に進出したことで確実に男性の正社員比率は下がったわけであり、それでも「私が養うのは嫌」と「専業主夫」を許せない女性が多い現実も非婚男女の増加に繋がっている

もちろん少子化の原因には不況や雇用不安や保育所や保育士の不足など他にも様々な要因があるが、肝心の結婚しない男女の「本音」の部分にこそ本質的な原因があるのではないか?

政府が言う少子化の原因はその本質的部分には触れず待機児童問題だとか育休問題だとか表面的なことばかりしか言わず、少子化対策も抜本的解決になりそうもないことばかりだ

よく出生率の増加に成功したフランスや北欧の国の例を挙げてそれを見習うとか言ってる意見も多いが、ヨーロッパの女性と日本の女性では育った環境も民族性も全く違うし社会的構造や問題点も全く違うんだから、ヨーロッパの例をそのまま日本に持ち込んで上手くいくとは到底思えずあまりに安易すぎる

はっきり言って日本の少子化改善は極めて難しいと思われる

もう完全に社会が非婚化・晩婚化の流れになりそれが止められなくなってしまっている

初婚年齢が遅くなればなるほど女性が生涯に産める子供の数も減るわけで

この流れを止めるには社会を激震させる程の変化がなければ不可能だろう

しかしそれすらも現実的ではない

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AIロボットが少子化日本を救う?

少子化の大きな問題点は労働人口の減少である

それを見越して国は外国人受け入れ施策を展開し始めている

ここで「将来多くの仕事を奪う」と言われているAIロボットに期待する意見もある

少子化で失われる労働力をAIロボットで埋めてしまえば良いという考えだ

安易かつ開き直りに近い発想にも思える

そもそもAIやロボットが人間並みレベルの仕事ができるようになるのもまだ先だ

それこそあと数十年は待たなければならないかもしれない

だがそれでもこの晩婚化・非婚化の決定的な流れを止めるか、あるいは逆流させるよりはまだ現実的なのかもしれない

保育所が増えた程度で少子化が改善するほど甘くないだろう

本質的な男女の価値観の大きな変容・・・特に女性側の結婚に対する意識の変化が極めて大きい

かつて「産めよ増やせよ」の時代は1人の母親が平均で4人以上子供を産んでいた

それだけ多くの子供を産み育てるのは相当大変だったがそれが「普通」でもあった

しかも子供をそれだけ産んで夫と一緒に外に働きに出ている妻さえもいたほどだ

しかし今では専業主婦でたった1人の子供を産み育てるだけでヒーヒー言ってる女性が多くなった

時代が進み家事も家電の進化で大幅にラクになったはずではあるが

逆に「産めよ増やせよ」の時代は洗濯板で洗濯物を洗っていたような時代だった

冷蔵庫も電子レンジもなかった時代だ

夫の家事負担もその時代に比べれば今は圧倒的に進んでいる

その時代の父親は家に金を入れるだけで家事負担などありえなかった

家に帰れば「メシ・風呂・寝る」しか言わない「亭主関白」の典型みたいな夫・父親が多かった時代だから、妻であり母親である女性は本当に大変だっただろう

逆に近年は男性の家事負担を求める流れを受けて家事を負担したり「イクメン」も増えてきているわけだ

しかしそれでも現代の女性は専業主婦で1人の子供を産み育てるだけでも精一杯である

このことに関してはオレも散々見てきたから現状はよくわかっている

そのような状況では女性は積極的に「結婚したい」と思わなくなるのも無理はない

女性は経済的に自立したこともあり「1人でも生きていけるんだから余計な苦労はしたくない」とポジティブな理由で「結婚しない」という選択を選ぶ人が増えた

逆に男性は男性で「弱く」なり「自分1人が生きていくだけで精一杯」であり「家族を養う自信がない」というネガティブな理由で「結婚しない」選択を選ぶ人が増えた

この流れを逆流させるのはもちろん、止めるだけでもとてつもなく困難な作業だろう

ましてや現代の女性たちに「サザエさん」のフネみたいな生き方をさせるなんて酷すぎるだろうし

いや・・・フネはフネで幸せではないというわけでもないし寧ろ幸せ感じてそうなんだけどさ

フネの幸不幸はともかく、もはや返済不可能なレベルに到達した国の借金完済並みに現実味がないのが「少子化改善」である

もうAIロボットの進化に賭けた方が解決は早いと思える

さらに言えば人間の寿命が延びる研究も着々と進んでいる

その中には「細胞レベルでの若返り」を実現させる試みもあり、「若返り」と「長寿化」が実現すればそれはそれでまた少子化による労働人口の減少問題を解決できてしまうわけだ

そっちはAIロボットの進化より時間がかかるかもしれない

しかしそれすら日本の少子化改善よりは可能性があるんじゃあないだろうか?

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