マツダが新型MT(マニュアル)車を導入し続ける理由は「車本来の走る楽しさ」を追及しているから

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近年はAT(オートマ)車全盛期でありMT車は「過去の遺物」という風潮さえある

なんせ国内で販売されている新車の98%がAT車という状況である

オレ世代だと「男がAT限定とかダサい」なんて風潮が当然のようにあった

だが今の若者世代は寧ろ逆でMTなんて軽トラ乗ってるダサい奴だけみたいな風潮とか

要は「AT限定で十分」という発想なんだろう

さらには若者が車を買わなくなった「若者の車離れ」でますますMT車は需要がない

「免許は身分証の為」だけに取得している若者も少なくない

そんなこんなで日本は今やアメリカすら抜いて世界で最もAT普及率が高い国家となった

わざわざ細かい運転が必要なMT車に今時乗りたがるもの好きはいないってことか?

海外のMT/AT普及状況は?

AT車を開発したアメリカも日本並みに高いがやはり広い国土と車好きが多い国だ

MT車はMT車でそれなりに需要があり日本ほど圧倒的なAT普及率ではない

ただアメリカは広い国土のイメージに反して世界最悪の交通渋滞事情も抱えた国だ

やはりAT車に流れつつある潮流は変えられないだろう

だがヨーロッパだと実はまだMT車が主流である

有名な自動車メーカーが多いヨーロッパなのに意外な印象だ

だがヨーロッパは渋滞があまりないし車を頻繁に買い替えるという発想もあまりない

そして「走りを楽しむ」という考えのドライバーも多いことがある

特にイギリスの免許取得は日本よりずっとハードルが高い

教習の厳しさや長さに加え「AT限定」という免許がないことや費用もずっと高額だ

そこまでしてMT免許を取得したんだからわざわざATなんて乗るかという思いがある

そんなこんなでヨーロッパではまだまだMT車が主流なんだ

実際007(ジェームズ・ボンド)やルパン三世がAT車を運転してたらガッカリするだろう?

その他地域でもバラつきはあるが概ねMT車が主流だ

東南アジアはAT車が大分普及してきているし台湾などはかなりなものになってはいる

またタイやインドネシアは交通渋滞が酷いからオートマ車や日本車の輸入も盛んである

それでもやっぱりMT車が主流である

それでも地球は回っている

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日本のAT車普及事情とMT車の衰退

日本では既に30年前の時点でATの新車が70%を超えていた

その後の平成の「失われた30年」の間にAT車がほぼシェア独占する流れができたわけだ

昭和の時代からバブル前後くらいまでは若者のステータスは「クルマ」だった

自分の乗っているクルマの中からナンパするなんて行為もあたりまえ

“クルマ”がアイデンティティでありナンパするにもクルマとセットということだろうか

まぁ実際クルマがあるとないとでは女子受けは決定的に違うのは今も昔も変わらないか

寧ろ今みたいに「若者のクルマ離れ」が叫ばれている都市部などは尚更か

そして日本の場合は島国で道が狭く常に交通渋滞が発生している事情もある

MT車で一番しんどいのは渋滞時だ

渋滞中はエンストしないように常にクラッチを意識してなきゃいけない

半クラ(半クラッチ)で足がつるなんてハメになったドライバーも多いそうで

オレはそんなこと一度もなかったが実際多いらしいからね

そしてさらに日本は道が狭い

都市部に住んでいる人は想像つかないだろうが田舎にはものすごく狭い道が山ほどある

車一台分しか通れず対向車が来たら通り抜けできないほど狭い道のことだ

そうなったら通り抜けできるスペースがある場所までどちらかが後退しなきゃならない

そんなめんどくさいやり取りが田舎じゃ毎日当たり前のように起きている

そのような道路は大抵山肌などで見通しも悪い

対向車が突然目の前に出てくることを考えて徐行のような速度で走らなきゃならない

広い道を自由に気持ちよく走れるアメリカに憧れる気持ちもよくわかる

しかもわざわざそんな狭い道を通りたがる性格の持ち主がなぜか多い

ショートカット(近道)なんだろうがそれほど大して短縮でもない箇所も多いし

要するに「ノロノロ運転しなきゃいけない状況」がこの国はあまりに多すぎるのだ

そして若者のクルマ離れだろう

元々都市部は自動車など所有しなくてもほとんど不便はない

それでも昭和の時代はムリして背伸びしてでも若者は車を買った

だがそんなことをするのが「バカらしい」と考えるのが「さとり世代」というもんだ

酒もタバコも車も何もしないという若者が2000年以降は特に急増した

もちろん景気や雇用情勢の悪化で車なんて買ったり維持したりできないのもあるだろう

結果としてゲームやアニメなど金があまりかからない内向きな趣味に走る

「ドライブ」なんて趣味は昭和の時代に消え失せてしまっているということだろう

車自体に興味がないから車の運転そのものを楽しむとかカスタムするとかもない

だから「必要最低限」のAT車の軽自動車ばかりが売れるようになる

燃費さえ良くて簡単に運転できりゃそれでいいと

わざわざMT車を買って休日は常に車いじって「走り」に行く・・・

そんな若者の姿も昭和の時代くらいで消え失せたということか

「走り屋」なんてもんも90年代くらいまでで絶滅してきている

「首都高バトル」なんかは今でもしばしばあるらしいが峠レースはもう絶滅的だろう

さすがにそんなもんはなくなっても良いだろうが

それでもMTの新車を出し続けるメーカーがある理由

そんな状況下でもう新車の98%がAT車という状況になった

それでもMTの新車を出し続けているメーカーもまだある

近年だとトヨタならカローラスポーツやヴィッツGRスポーツ

日産ならノートやマーチのニスモS

ホンダならシビック

「絶滅危惧種」であるMT新車がまだポツポツと出ているのだ

そして一番MT車に力を入れているメーカーがマツダである

アテンザ、アクセラ、デミオ、ロードスター、CX3やCX5などMTラインナップが豊富だ

マツダが重視しているのは「運転することを楽しむ」というコンセプトだ

車を単なる移動手段と考えたのがAT車の発想でもある

しかし「真のクルマ好き」はやはりMT車を選ぶ

ギアチェンジがあるからこそ運転の幅が広がり面白みも増す

バイクもそのうちATが主流になるかもしれない

だがバイクだってやっぱり運転の楽しさを感じられるのはMTだ

このあたりは「趣味」の感性である

車やバイクを「移動手段」と実用性しか考えていないとなかなか共感できないだろう

まぁバイクを「移動手段」とだけ考えて乗るライダーはあんまりいないと思うが

車に関しては地方など交通機関が乏しい環境ではどうしても実用面を重視される

それはそれで1つの考え方であり否定するものではない

しかし「走りを楽しむ」なら断然MT車ということだ

最近はAT車による交通事故のニュースも多い

特によくあるのが「アクセルとブレーキを踏み間違えた」というフレーズ

MT車だったら防げていた可能性のある事故もあるということなのかもしれない

5月15日にも千葉県市原市の公園で遊ぶ園児たちにに自動車が突入する事故があった

30代の保育士が園児をかばい骨折したが園児たちに被害はなかった

逮捕されたのは65歳の男性で「車が急発進した」とのこと・・・

車種はプリウス・・・

いろいろと便利になりすぎたことで逆に危険性も高まった側面もあるんじゃないのか?

そのうち路線バスもAT化が進むだろうが正直これはかなり怖いと思う

タクシーだって二種免許がAT限定で取得できるようになっている時代だ

なにもかもオートマ一色にしてしまうのが必ずしも良い事なんだろうか?

マニュアル車にはマニュアル車なりの良さもある

マツダではMT車の運転に認知症を防ぐ効果があるかどうかの研究も進めている

実際農業従事者は高齢者が多いが軽トラ(MT車)を運転することが多い

だから認知症の発生が少ないそうだ

MTの運転は両足に神経を集中させ頻繁に使い分けて手と頭に連動させる必要がある

ピアノが認知症に効果があると実証されているように手足を頻繁に使うことが大事だ

AT車のようにアクセルとブレーキのどちらかを踏むだけという単調な運転とは違う

農業従事者に健康的な方が多いのは生活習慣の影響もあるだろう

日の出と共に起きて日没と共に眠り日光をしっかり浴びて健康的な食生活

体も常に使い続けているから80代になっても農作業を続けている元気な高齢者が多い

必ずしも「MT車を運転しているから」というだけのことで短絡的には判断はできない

だがMT車にもそのようなプラスの産物がある可能性がある

AT車が国内の全てを独占しつつあるこの時代に改めてMT車の魅力を考えるべきか?

あと10年もすれば空飛ぶ車が発売されるかもしれない時代に無意味な発想かもしれない

しかし「走る楽しみ」に関しては空飛ぶ車にすらないものがMT車にはある

「クルマが好きだ」というドライバーにとってはMT車は欠かせない

それは「クルマと会話をする」ということでもあるだろう

そこまでくるともう理屈じゃあない

しかしそんな「理屈じゃない」ことを重視しているマツダは気骨があるメーカーだ

利益重視に走りがちな昨今においてある程度利益度外視でやっている部分もあるだろう

そういうメーカーが増えると日本がまた元気になるんじゃないかなあと思わされる

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