徳島名産のスダチや、和歌山県北山村名産のジャバラなどの柑橘類果物に限らず、古来より「すっぱい」ものは「身体に良い」と言われるもんばっかりだ。
とりあえず、果物以外ですっぱいものがどんだけあるか目を閉じて浮かべみると・・・
酢
レモン
もずく
ヨーグルト
酢こんぶ
キムチ
チーズ
トマト
マリネ
南蛮漬け
ピクルス
なます
トムヤンクン
らっきょう
冷やし中華
酢豚
酢だこ
酢のもの
なまこ酢
寿司
すっぱムーチョ
初恋
ジャバラ
レモン
かぼす
ライム
ハッサク
キーウイ
グレープフルーツ
シークヮーサー
イチゴ
パイナップル
ブドウ
プラム
プルーン
ラズベリー
スイカ
サクランボ
桃
冬にこたつの上とかにある普通のみかん
酸っぱいものが身体に良い理由
酸っぱいものの成分は大半が「クエン酸」である。
このクエン酸がいろいろ「良いこと」をしてくださっている。
老化予防
クエン酸には抗酸化作用があり、老化予防に役立つと指摘されている。
甘いスイーツなどは酸性の食べ物で食べ過ぎれば身体は酸化(老化)する一方になるが、一緒に抗酸化作用のあるクエン酸を摂取することで身体の酸化を防ぐ期待もある。
美肌効果
これも抗酸化作用による恩恵。
新陳代謝を活発化させ古くなった角質を剥がして肌再生サイクルを促進する。
エネルギーを高める
エネルギー代謝に関わる「クエン酸回路」をクエン酸は活発化させる。
エネルギーが高まることで身体も元気になる。
クエン酸の疲労回復(軽減)効果に関しては専門家でも意見がかなり割れているが、
このエネルギーの高まりで疲労が回復したと感じているという説が有力のようだ。
ダイエット効果
「クエン酸回路」を活性化させることで、摂取した糖質や脂質やたんぱく質のエネルギー変換を促進し、脂肪がつきにくくなる。
食欲増進効果
クエン酸は唾液や胃液の分泌を促進させる。
すっぱいもんを見るとヨダレがダラダラ出るのはこのため。
決して「うわ~食いてぇ~」と思ってヨダレが出てるわけじゃあない。
間違えるな?
夏バテの時に梅干したべるのもクエン酸のお力にすがるため。
食欲は健康のバロメーター。
血液サラサラ化
クエン酸は血液の酸化も押さてくれる。
血液はサラサラになり、血行促進に繋がる。
ミネラルの吸収を助ける
必須栄養素であるミネラルは、他の食物と摂取することで吸収が妨げられ、摂取しにくい性質があるが、クエン酸はそのミネラルの吸収を助けてスムーズに摂取できるようになる効果がある。
免疫力を高める
血流が悪くなれば免疫細胞がスムーズに行きわたらなくなり免疫力が低下する。
クエン酸は血液サラサラ効果で血流を促進してくれる。
当然、免疫力もUPする。
このように酸っぱいもの(クエン酸)には魅力いっぱいである。
すごいよクエン酸!
いや、クエンさん!
それでは、そんなクエン酸を豊富にふくむすだちの効果について触れてみたいと思う。
すだちの効果
クエン酸を豊富に含むわけで、クエン酸の効果と同じものが期待できる。
それ以外の効果についてお伝えしておきたい。
糖尿病に対する効果
徳島大学の研究チームがすだちの絞りかすに血糖値上昇を抑える効果があることを発表。
農協との共同研究を経て、スダチ果皮ポリフェノール(スダチチン)に糖尿病治療効果があると判明した。
徳島県はかつて1993年から2006年まで糖尿病による死亡率で全国ワースト1位という状況が続いていた過去がある。
その最後の2006年に徳島大学の研究チームが今回の発見に至ったのも何かの運命か?
以前としてまだまだ徳島県の糖尿病による死亡率は全国でも上位ではあるが、ワーストは脱していることで改善はみられている。
ただ、徳島県の糖尿病死亡率の高さは鳴門金時に代表されるように、甘いものが大好きな県民性や、車依存で自分の足で歩かない運動不足など長年定着した生活習慣によるものが大きく、すだちだけの力で簡単に改善するには至っていないのも現状で過信もできないが、有意な研究結果であることは確かである。
内臓脂肪を減少させる
上述した「スダチチン」は脂質代謝を高めて体重増加を抑制する効果も徳島大学の研究で明らかになっている。
特に内臓脂肪に効果を発揮して、内側に脂肪が蓄積されるのを防いでくれる。
上述したクエン酸そのものが持っている効果に合わせ、「二重のダイエット効果」が期待できそうである。
ありがとう。
目にも良い
スダチはビタミンAが豊富に含まれている。
ビタミンAは目や皮膚の粘膜を守ってくれるだけでなく、抵抗感も高めてくれ、目の乾燥にも効果がある優れもの。
そもそも緑色のもの(自然の緑)を見ること自体が目に良いのも付け加えておく。
花粉症対策にもやや有効
すだちに含まれる「ナリルチン」という成分は花粉症を始めとするアレルギー症状を抑えてくれる。
後述するジャバラには及ばないが、スダチにも花粉症抑制効果があることがわかっている。
抜け毛予防
スダチに含まれる「リモネン」という成分は抜け毛の原因になる悪玉酵素「5αリダクターゼ」を減少させる効果があり、さらに抗菌作用もありフケやかゆみも抑えて頭皮環境を改善することから、抜け毛予防にも期待が持たれている。
昨今は男性だけでなく女性でも薄毛に悩むことが多い時代だけに、これはありがたい成分ではないだろうか?
リラックス(ストレス解消)効果
スダチの香りって誰でも好きなものだと思うけど、この香りにも抜け毛予防で触れた「リモネン」が含まれている
リモネンには心を穏やかにして、気分爽快にする効果があり、アロマオイルにも利用されているほどのものである。
また乱れた自律神経を整える働きもあり、快眠効果まで報告されているのである。
「リモネン」万能すぎる!
なんか「リモネン」というネーミングって友達のあだ名みたい(笑)
このように、スダチは酸っぱくてたまんないけど、魅力がたっぷりつまった「スーパーフード」であると言える。
特に皮の部分には栄養がいっぱいだから、捨てないですり下ろしたり、細かく刻んだり、はちみつ漬けにしたりして皮も食べると良い。
それでは、同じく「酸っぱい柑橘類」のじゃばらはどうなんだ?
今度はそっちにも触れてみる。
ジャバラの効果
ジャバラにもスダチ同様クエン酸が豊富に含まれとる。
だからクエン酸の効果にプラスして、これらの効果があるってことだ。
花粉症抑制効果
やはり、じゃばらの「金看板」と言えばこれに尽きる!
重度の花粉症であるこのオレが今年花粉症で全く苦しまずに済んだのもこのじゃばらのおかげ!
まさかここまで効くとは夢にも思わなかった!
しかも飲み始めてすぐ効いた!
普通クスリとかでも効果出るまで時間かかることも多いでしょ?
でもジャバラは即効性もハンパねーのよ!
花粉症になって20年くらい苦しんできて一度も症状が出なかったシーズンは今年が初めて。
しかもクスリじゃなく天然成分だから安心して摂取できる。
こんなにありがたいもんはない!
なぜジャバラがこんなに花粉症に効果があるのか?
その要因について1つ1つ触れてみようか?
最強アレルギー抑制成分「ナリルチン」
これはスダチでも触れた「ナリルチン」というアレルギー反応抑制成分。
これがじゃばらの果皮には恐ろしいほど大量に含まれている(笑)
おそらく今わかっている限りであらゆる食物の中でもトップクラスに多いだろう。
ビタミンC
また、じゃばらはビタミンCも豊富であり、アレルギー反応の原因であるヒスタミンも抑えてくれる。
食物繊維
ジャバラは食物繊維も豊富であり、腸内環境改善にも役立つ。
腸内環境が改善されれば免疫力も高まるから花粉症の症状も抑えられる。
ビタミンA
さらにビタミンAも豊富に含まれ、ビタミンAは抗炎症作用まであるから、
鼻炎など鼻関係の炎症も抑えて鼻づまりなどの症状も抑えてくれる。
これらの力によってジャバラは花粉症の症状を徹底ガードしてくれるわけである。
じゃばらの魅力について
なんかここまで過剰に推すとこのオレが北山村の回し者みたいに思われるかもしれねーけど、そもそもオレは一切じゃばらを売り込んでないでしょ?
単純に良いものだから紹介してるだけ。
良いものじゃなきゃこのブログは絶対に紹介しない。
悪いものを紹介しても意味がないし。
実際自分が身をもって効果を体験して、感動したからあなたにも知ってほしかっただけなんだ。
好きなんだ!
それにじゃばらの花粉症に対する効果は岐阜大学の研究でも明らかになっている。
医学界では「これだけで治らない」と否定されているのも知っているし、万人に効果があるわけでもないけど、成分的に効果があることと、このオレ自身が効果があったのは事実なんだ。
ただ、じゃばらはスダチと違って他にいろんな効果があるってわけでもない。
もちろん、クエン酸そのものが持つ効果はあるけど、スダチみたいに「単体の魅力」という点ではバリエーションは少ない。
しかし、そのただ1つの花粉症効果があまりに強烈過ぎた。
毎年春先は花粉症大魔王状態であるこのオレを「薬要らず」にしてくれたくらいなんだから。
柑橘系果物が持つ力は、もしかしたら医学も凌駕するかもしれない?
スダチといいジャバラといい、その効果は驚くべきものがある。
どちらも共通しているのは果皮に含まれる栄養素の大きさだ。
柑橘系果物の果皮は栄養の宝庫なのかもしれない。
他の果物もそうだろう。
たとえば「ナリルチン」はグレープフルーツやいよかんにも含まれている。
やはりそれは果皮に含まれている。
果皮はそのまま食べるのは難しいが、
すり下ろしたり、
きざんだり、
ジャバラみたいにパウダーにしたりして摂取することができる。
医学も大事だけど、結局病気になるかならないかは日頃の生活習慣が大きい。
その最大要因はやはり食生活だろう。
世界規模で見ても、食生活が原因で病気が少ない地域というものが注目されている。
国内なら沖縄、海外ならインドなどは有名な例だろう。
沖縄の「酸っぱい柑橘類」で有名なシークワーサーなども大きな可能性を秘めていそうだよね。
「ノビレチン」という成分がかなりいろいろ良いらしい。
楽天とかで結構盛んに売ってるよね。
沖縄独自の伝統的な食生活と沖縄の長寿は大きな関係性があると思う。
そもそも柑橘系果物だけでなく、「すっぱいもの」全般が秘めた「可能性」には底知れないものを感じる。
酸っぱいものを毎日摂取するだけでも、10年後20年後に大きな違いが出てくるんじゃあないだろうか?
その中でも特に、柑橘系果物の果皮には特に大きな「奇跡」的な何かが含まれているような気持にさえさせられる。
医学界からすればこんな考えは鼻で笑われ「夢見てんじゃねーよ」で切り捨てられるだろうけど、例えば日頃摂取する塩と水を良いものに変えるだけで健康状態が変わると多くの医師が発信している。
でも医学だって“絶対”じゃあない。
お互いに良い部分を認め合って持ちつ持たれつ共存共栄で良いじゃあないかと。
なぜかいつもどちらかを全否定する方向性で考えがちだからさ。
これって西洋医学と東洋医学の関係にも言えるけど。
牛乳が身体に良いか悪いかも真っ向意見が対立している。
どっちも医療関係者が主張しているから一体どっちなのかさっぱりわからない。
おそらく真相は牛乳には「良いものも悪いものもある」ということなんだとは思うけど。
・・・それだけ日頃の食生活は大事だということだ。
そして、柑橘系果物に関して現状は「悪い」という報告も実験結果もない。
スダチとジャバラ・・・あなたは「酸っぱいのは嫌い」という理由でこの2つの「スーパーフード」を避けてしまうのかい?
でもオレも酸っぱいの大の苦手なんだけどね(笑)
(>×<)
(;;´*`)
(>ж<;)