ローズマリーのアロマオイルはその様々な効果で注目を浴びていて、
一口に「ローズマリー」と称されることも多い。
しかし、実際は
- カンファ―
- ベルべノン
- シネオール
の主に3種類あってそれぞれ香りや効果が違うことは意外と知られていない。
この記事ではローズマリー3種類の違いについて理解できるようまとめた。
「~って気になりますよね?」的なダラダラと中身のない前書きで文字数稼ぎする気はない。
このブログは「すぐに答えを出す」ことが理念だから。
ちなみにどれもあくまで香りをかぐことのみが推奨され、
皮膚に直接塗ったり飲んだり食べたりするのは危険だからくれぐれもご注意を!
ローズマリー・カンファ―の効果・効能と特徴
ローズマリー・カンファ―は3種類の中で最も香りが強い。
鼻にツンとくる刺激的な樟脳(カンファ―)臭なので苦手に感じるお方もおられるかもしれない。
その効果・効能は何と言っても集中力や記憶力を高める効果だ。
口だけでは信用できないなら↓のエビデンスデータを見るとわかる。
東農大がローズマリー・カンファ―嗅がせた人に記憶力テストをした実験データだ
神経や筋肉に作用する成分でもあり、
神経痛や筋肉痛にも効果を発揮する。
交感神経を活発化させて“やる気”を高める効果もあり、
気力低下時や倦怠感に悩んでいる時は文字通りカンファ―(カンフル)剤的効果も期待できる。
ただし、当然刺激の強い成分だからリラックスや癒しを求めている場合はおすすめできないし、
夜に使用すれば眠れなくなる可能性もあるからこれもおすすめしない。
逆に夜間作業の眠気防止には効果的だが。
また、血圧を上昇させる効果があるから高血圧を指摘されているなら使用は止めるべき。
妊娠中や搾乳中、幼児に対しても使用はおすすめできない。
どうしても使用したいならまず医師に相談して許可が出るかどうかだ。
ローズマリー・ベルべノンの効果・効能と特徴
ローズマリー・ベルべノンは3種類の中で香りが最もソフト(それでもスッキリ系だが)。
ローズマリー・ベルべノンの効果で最も象徴的なものは「若返り(アンチエイジング)」だろう。
時は139X年・・・中世のヨーロッパ、ハンガリーでのこと。
ハンガリー王妃エリザベート1世は70歳になり、リウマチの症状で手足が痛み苦しんでおったそうな。
そこへ修道院の僧侶が当時は薬として使用されていたローズマリーをアルコール漬けにし蒸留した「聖水」をエリザベート1世に献上する。
これを服用すると、エリザベートのリウマチはみるみる回復し、それだけでなく肌のたるみが消えて張りが復活し、若々しいかつての美しさを取り戻すほど若返ってしもうた...。
その美しさに一目惚れしちまった隣国ポーランド王子(当時20代)に求婚され、ハンガリーとポーランドは1つの国となったという心温まるハートフルストーリー(?)がある。
有名な「ハンガリアンウォーター」の逸話で、これは創作ではあるが、
実際ローズマリーの若返り効果は各所で研究されていて、
- 抗酸化性
- 細胞再生作用
- 抗シワ作用
- 肌のたるみをなくして張りを出す
- アルツハイマー症予防
などが確認されている。
さらに、ローズマリー・ベルべノンには脂肪溶解作用もあり、
むくみ・セルライトの解消などのダイエット効果も期待されている。
上述した若返り効果も含めて代謝も活発することで、
よりダイエット効果が期待できる。
美しい髪を育み、白髪や抜け毛も防ぐ髪に嬉しい効果も期待できる。
肝機能改善効果もあり、
正月に食べ過ぎ・飲みすぎをしちゃったお方にもおすすめ。
α-ピネンを含んでいることから、緊張や不安・ストレスを和らげる効果も期待できる。
このように、3種類の中で最も効果多彩な成分と言える。
しかし、妊娠中、授乳中、乳幼児、てんかんの方は使用を避けることが推奨される。
どうしてもなら医師にまず相談。
ローズマリー・シネオールの効果・効能と特徴
ローズマリ三種類の中で最もメジャーな成分。
ローズマリー・シネオールの香りは透き通るような爽快感かつ清涼感に満ちた香り。
その効果はまずローズマリー・カンファ―同様に集中力を高める効果、
記憶力を高める効果が研究でも認められている。
↓の論文データもエビデンスとなる。
痰を防いだり粘膜の整腸作用もあり、鼻や喉絡みのトラブルにも効果が期待でき、
声優や歌手・司会者など声を使う仕事の人々に愛用されている。
抗アレルギー作業もあるから、2月後半あたりから活発化する花粉症対策としてもかな~り期待できる!!
抗菌・殺菌効果もあり、部屋や玄関・トイレなどの清潔感を保つこともできる。
衛生面の向上。
清涼感のある香りから、心身の疲労を除去してリフレッシュさせる効果もある。
高血圧・てんかん・妊娠中・幼児などは使用を避ける。
どうしてもの場合は医師に相談。