『伝え方が9割』から学んだこと

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伝え方が9割

『伝え方が9割』(佐々木圭一)と言えば言わずと知れた大ベストセラーだけど

以前一度読んだときはあまり刺さるものがなかった。

 

そのまま本棚に眠っていた状態だったけど

今改めて読み直したら

大きな気づきがあったから

これはぜひ残しておきたいと思って記事にしてみた。

 

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「お願い」を聞いてもらいやすくなる最強のコトバ

 

誰かにお願いをすることは

人生の中でどうしても避けられない。

 

だけどストレートに「~してください」と言えば

人間なんて天邪鬼だから反発されてしまうこともある。

 

頼み事をするときにものすごく効果的な接続助詞がある

これを使うと使わないとで頼み事を聞いてもらえる確率が大きく異なるほど

 

それは「ので」という接続助詞

「~ので、○○してくれませんか?」という形にして

頼み事の理由を入れるだけで

聞いてくれる可能性が大きくUPすることを

僕は実体験から絶対的に使える技術として提案できる。

 

『伝え方が9割』の中でも

フィッシュバーガーを作るのに時間がかかる状況で

店員が「4分ほどお待ちください」とだけ言うよりも

「できたてをご用意いたします。4分ほどお待ちいただけますか」というくだりがある。

 

これも「できたてをご用意いたします」の後に

「ので」が省略されているようなもので

要は「相手が納得する理由」があるから

4分間待つことにも応じてもらえる理屈。

 

有名なデートに誘うくだりも

「驚くほど旨いパスタの店があるんだけど」も

「驚くほど旨いパスタの店があるので」と同義であり

さらに言えばこんな回りくどい言い方しなくても

「あなたが好きな“ので”、デートしてくれませんか?」と

ストレートに誘ってしまうのも十分効果的ではないだろうか。

 

恋愛に関してはいろいろシビアな面もあるから一概には言えないけど

「ので」という表現は頼みごとや説明のさいに

使うと相手が納得してくれやすくなる

とても便利な言葉だと言える。

 

あなたの自由です

 

『伝え方が9割』の中で「選択の自由」という項目がある。

「驚くほど旨いパスタ」と「石釜フォカッチャ」のどちらを食べたいかを聞き

デートに行くことに対する「No」を事前に潰してしまう

非常に有力なテクニックだけど

この原理はにはある心理学的要素が込められている。

 

それは「どちらを選ぶかはあなたの自由です」というもの。

 

心理学用語で「BYAF」というものがある。

「But You Are Free」の頭文字を取ったもので

「~ですが、あなたの自由です」という意味。

 

くだけて言ってしまえば「あなたの自由にすればいい」ということ。

人間は誰かに自分の行動を決められるよりも

“自分で決めたい”性質があるから

何かの提案の際に「あなたの自由です」を入れることは

ものすごく効果的で営業の場面でも良く使われる。

 

人間の感情の中で最も強いもの

 

人間が持つ感情で最も強いものは何だと思う?

  • 生存欲求(食欲や睡眠もここに含まれる)
  • 性的欲求
  • 娯楽欲求

他にも様々あるけれど

突き詰めれば「承認欲求」にいきつく。

 

人間は自分のことを「(良いように)認めてもらいたい」生き物ということ。

『伝え方が9割』の中にある

  • 「認められたい欲」
  • 「あなた限定」
  • 「感謝(ありがとう)」

はすべてこの承認欲求が根底にある。

 

「あなたの~が良いからあなたに頼みたい」という頼み方は

モロに承認欲求を満たす。

 

「あなただけには来てほしい」という誘い方も同様である上に

この場合は「特別扱い」してもらえてる感も演出され

人間は自分だけ特別扱いされることも大好きな生き物だから

これもとても効果的と言える。

 

「感謝(ありがとう)」は

自分の行動を認めてもらえたことであり

これもとっても「満たされる」言葉と言えるし

当然承認欲求もMAXに満たされる。

 

そもそも人間の行動原理の根っこは

突き詰めたらほとんどが承認欲求に行き着く。

 

自分の意見や考え(価値観)に共感してもらえた時

ものすごく嬉しい気持ちになるのは

承認欲求の最たる例と言える。

 

大事なのは組み合わせと“応用力”

 

この記事伝えた重要なポイントは以下の3つ

  • 「ので」
  • 「あなたの自由です」
  • 「承認欲求」

しかし

これらをそれぞれ別に使うのではなく

組み合わせて使うことがさらに大きな効果を発揮する。

 

例えば

「あなたが作ってくれる資料はものすごくわかりやすくて綺麗だから大好きなので

もし可能であればまた資料を作ってもらえるとすごく助かるんだけど

今日中が難しいようなら明日でもいいけどどっちならできそう?

のようにすべての要素を入れて依頼することで

効果は2倍3倍に跳ね上がる。

 

『伝え方が9割』の101ページで白い携帯を受け取りたいお願いメールに

「もし可能でしたら」という表現があるけど

これもフレーズも頼みごとをするときものすごく効果的だから

最後に付け加えておきます。

 

「伝え方」はこれだけじゃない

 

伝え方1つで

人間関係は良くも悪くもなってしまうもの。

 

それだけにとても奥が深く

そこに悩んでしまっている方は多い。

 

今後さらに役立つ「伝え方」の手段について

このブログで紹介していきたいと思う。

 

それを読むも読まないも

あなたの自由です。

 

 

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