トランスジェンダーと学生服の問題

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学生服製造は岡山県が全国の7割を占めるそうな

その岡山で男女の性差を感じない制服の試作が始まっているようだ

要は男女ともブレザーとスラックスにするってことらしい

ニュースを見たがスカートを廃止にするかどうかが言及されてないからわからない

もしそうなら女子生徒の反発があるんじゃないかと思う

スラックスに「統一」みたいな論調だからそれっぽいけど・・・

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LGBTの増加について

トランスジェンダーと厳密には同一視されるものではないが、近年は電通の調査でLGBTが増加している事が指摘されている

2012年に5.2%だったLGBT人口割合が、2015年には7.6%、2018年には8.9%と年々増加しているのである

かといって2010年代になってから急にLGBT人口が増え始めるというのも不自然であり、この増加は自然増というよりはLGBTに理解が進んでそれを受け入れてオープンにできる人が増えたという結果だろう

つまり元々は潜在的に10人に1人はLGBTの可能性があると言われていて、今現在調査結果では11人に1人の割合ということだから、結局は最終的にそのくらいの数字に収束するということなんだろう

今は令和だが昭和の時代はLGBTなんて言葉もなく、特に男性の性的少数者は「ホモ」・「オカマ」と罵られ嘲笑・嫌悪の対象とされていたもんだ

2017年末にとんねるずの石橋貴明がTV上で復活させた「保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)」が大炎上してフジテレビの社長が謝罪する事になったのは記憶に新しい

これに対しては自らをゲイであるとカミングアウトしてLGBT支援活動をしている松岡宗嗣さんが「まさか2017年に“ホモ”という言葉をテレビから聞くことになるとは思ってもみなかった」と発言し批判していた

昭和の時代はこのようにLGBTの人が堂々と主張することなど考えられなかった

自らの「性」についてどんなに悩んでもそれを隠して生きるしかない時代だった

それが世界的に理解が進み同成婚が認められる国や地域も増え寛容的になってきて、自らの性をオープンにできる人が増えたことが「増加した」と思われている結果だろう

ドリフターズのコントで志村けんがよく「おかま」を演じていた

あの手のコントも今はもう地上波で流せないだろう

漫画でもドラゴンボールのブルー将軍みたいなあからさまな「おかま」はNGだろう

そもそも志村けんに関して言えば彼がよく演じているやたら耳が遠い年寄りのコントももう今ではNGらしい

高齢者をバカにしてるとかクレームが入ったようで

そもそもあの「高齢者」も設定年齢60代後半とかだった

その歳であそこまで耳が遠くなるなんてことあるのかどうかわからないが・・・

ただ昭和の時代とは今とは年齢感覚が20歳は違うからね

ドラゴンボールで言えば「ランチ」が登場しなくなったのもクレームが原因とか

多重人格者をバカにしてるとか人権団体がクレームが集英社に入って描けなくなったと

でもこれは鳥山明先生や集英社側の人間が誰も言及してないからデマっぽいけど

逆に近年は同人誌などで男同士の同性愛物の作品が人気だ

そもそもこれは昭和の時代から普通にあったものだが

それを好むタイプの女性・・・所謂「腐女子」というものが2000年代以降急増した

それもLGBTがオープンになったことに多少なりとも影響はしていると思う

つまり元々そLGBTは一定数存在していたということだ

およそ10人に1人が潜在的LGBTといわれている

40人学級なら男女2名ずつ合計4人は潜在的LGBTが存在しておかしくない・・・

トランスジェンダーで悩んでいるのは女子生徒だけじゃあない

昭和の時代に性的少数者が気持ち悪がられるのは男性の性的少数者だけだった

女性の同性愛者はあまり強く気持ち悪がられることもないし、寧ろ「美しい」とさえ思っている人もいるくらいであり、このあたりの男女差は結構大きい

「ホモ」は気持ち悪いけど「レズ」は気持ち悪くない

そういう空気は確かにあった

もちろん女性の中では「レズ」も気持ち悪いという風潮はあっただろうが

そしてこの制服統一問題だが、男性のLGBTに対する配慮がやや欠けているようにも思える

つまり「スカートをはきたい男子生徒の気持は無視なのか?」と

もちろんそれは現実的には簡単じゃない

さすがに男子生徒がスカートをはいて学生生活を送ることはさすがに好奇の目から逃れられないだろう

近年は男性の女装が流行ってもいて「女装娘」というジャンルも開拓されつつある

しかもその中で女装を楽しんでいる男性の中には非LGBTの人も多く含まれている

それくらい「女装」が身近になったとはいえそれでも男性が女性服を着て外を歩くということはものすごく勇気がいることだし、さらに言えば不快に思われることさえある

だから制服の統一も結局「男子はそのままスラックス」という形で落ち着くしかないんだろう

そもそも必ずしも男性のLGBTがスカートをはきたいというわけでもないだろうし

ただ、常に配慮されるのは女性側ばかりなのも気にならないでもない

男性だって苦しんでいる人はたくさんいる

「少数派を守る」と言いながら、結局女性ばかりに目がいって「男は自分でなんとかしろ」みたいな空気を感じないでもない

女子はスカートをはきたいんじゃないのか?

逆に非LGBTの女子はスカートをはきたいんじゃないかとも思う

なんだかんだで堂々とミニスカートをはけるのなんて大抵は10代のうちくらいだろう

北海道の女子高生が氷点下でも生足でミニスカートをはいているほどなんだから

「かわいい」が全ての年代なんだろう

ただ非LGBTの女子生徒でもスカートをはきたくない生徒はいるそうだ

そもそも寒い冬に足を露出して下半身を冷やすのは非常に体に悪い事

下半身が冷えると全身に悪影響が出るしそれは若い10代であっても同じ事だ

将来的に何かしら問題が出てくることだってある

スカートをはきたくない非LGBT女子生徒は健康面より機能面でのことらしいが

しかしそれでも大半の女子生徒はスカートをはきたいんじゃないかと思う

オレが高校生の時はまだ学校指定のスカートはひざ下どころかスネくらいまでの長さのスカートだったはず・・・

しかしほとんどの女子生徒は膝丈まで短くするか、もっと短いスカートを買うかして、指定サイズのスカートをはいてる女子はかなり少数派だった気がする

そして高2くらいで時代の流れなのか学校側がミニスカートが認めるようになったわけで、オレの高校時代はまさに旧時代と新時代の過渡期だった

その上世代はそれこそ「スケバン」がはいていたような足が完全にかくれるほどの長いスカートだったようだし、オレのすぐ下の世代から「コギャル」文化が始まった

そんなわけで1990年代から現在に続くミニスカートの潮流みたいなものがこの国では誕生したわけだ

ただ近年はスカートが膝丈くらいまでまた長くなりつつあり、その代わりソックスを短いものにするのが流行りらしい

もう90年代に流行ったルーズソックスは既に20年前の化石と化して久しいが、その後定着した紺のハイソックスもはかれなくなっているようである

LGBT感も時代と共に変化しているが、女子高生のトレンドもどんどん変化している

その潮流の中で「トランスジェンダーに配慮して性差のないスラックスで統一」が強制されたら反発を招くんじゃないだろうか?

生徒がスラックスかスカートを選べるようにすることは難しいのか?

結局一番無難な解決策は生徒(概ね女子生徒)がスラックスかスカートどちらを着用するか選べるようにすれば良いだけの話にも思える

オレの通っていた中学校は女子はスラックスとスカート両方の制服があったしそれくらい不可能ではないように思えるが・・・

ただ「統一する」ということに意味があるのかもしれない

自由に選べるようにすればほとんどの女子生徒がスカートをはく

自分だけスラックスをはけば目立ってしまう

だから結局スカートをはくしかない・・・

そういうことを配慮しての「スラックスに統一」ということなのかもしれない

しかしそこまで配慮しなければならないのも大変なことである

政治と同じで万人が納得できる解決策などなかなかないのが現実だろう

LGBTで生きていく辛さ

オレにはゲイの友人がいる

同い年の中年だがやはりいろいろ苦労している

両親にはゲイであることは隠しているが母親には薄々感づかれてるそうで

そもそも相手を探すのもものすごく大変なんだってさ

好きになってしまうのはいつも決まってノンケ(非LGBT男性)ばかりだからだとか

ノンケ男性に自分を好きになってもらうことは、10代の美少女アイドルに自分を好きになってもらうより何百倍も難しい事だと言っていた

いくら10人に1人がLGBTだと言っても実際はゲイの男性はまだまだ少数派らしい

ゲイの世界に引きずり込もうとしても、それでゲイになる人は元々先天的にゲイの気質がある人で、それがなければ絶対に無理であり「気持ち悪い」としか思われないそうな

それに仮にうまくいっても子孫を残せないから親に孫の顔を見せてあげられない

さらに墓の永代供養も兄弟がいないから自分の代で途切れさせてしまう葛藤もあるとか

だからノンケの人をゲイに引きずりこめがその苦しみを味合わせることになる罪悪感もあるということで尚更難しいらしい

だったらゲイの相手と知り合って恋愛すればと言ってみたが、ゲイの人で、ゲイが集うような出会いの場(通称「発展場」と呼ばれ、サウナや映画館やスーパー銭湯など様々な場所があるそうで」に頻繁に出没するような人はもう「同性愛慣れ」してしまっていてときめかないんだとか・・・

例えるならそういうタイプのゲイはもう「プロ」であり、一般人とは違うんだと言ってたが、その違いが「ノンケ」の自分にはいまいちよくわからなかった

女性に例えるとAV女優が「プロ」で素人の女性が「一般人」的な意味ってことらしいが

それはともかくゲイであっても女性と結婚して子供を作っている人もいる

そういう人は厳密には「バイセクシャル」なんだろう

だがやっぱり性的志向(性欲の対象)は完全に男性という人が多く、子供ができたあとは奥さんとは完全に性行動はなくなってしまうとか

そういえば何年か前に妻子ある男性がやはりゲイで、同性の恋人との不倫話を赤裸々に語っているブログがあって炎上してたことがあったっけか・・・

それはともかく友人に関しては「筋金入り」とのことで、バイセクシャル的に女性と結婚して子供を作る事は不可能だということだ

昔から何度も女性を性の対象にすることはできないのかと言ってみたが、その度にはねつけられ、オレが男を性の対象にできないのと同じだと言われてしまい、そう言われてしまうとすごく納得できてしまう自分がいた・・・

友人の現状を見れば見るほど時代がオープンになってきてもLGBTで生きていくことって大変だってことだ

生き辛いだけでなく、「相手」を見つけるのもものすごく大変なんだと

実際生きていて同性愛をカミングアウトしている相手に遭遇するってめったにない

オレだってその友人は元々昔からの付き合いだからあったけど、一生に一度も遭遇することもない人も多いだろう

ただそれは相手が隠しているからであり、10人に1人が潜在的LBGTである以上、遭遇も接触も必ずどこかしらではあったはずである

そして、LGBTであることを明かすことができない人の苦しみも理解できないままである人がたくさんいるのが現実だろう

オレは女性の友人はほとんどいないから女性のLBGTの苦しみはよくわからない

だが女性のLBGTにもきっと深い悩みはあるんじゃないかと思う

生きていくということは大変だな・・・

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