アース製薬が今年1月に発売した「スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ」
あまりに強力すぎて生態系に影響が出ると反発意見も多かったいわく付きの商品。
いよいよスズメバチが物騒なシーズンにさしかかり、これを使用する方も増えてくるだろう。
実際の効果のほどはどうなのか?
正直、危険性のないスズメバチまでせん滅してしまうのも考え物ではありいまいち気が乗らないのもある。
しかし危険な個体が存在するのも事実。
どうしたもんか...
「スズメバチの巣撃滅」の効果のほどは?
毒のエサで誘引して、それを食べさせて、巣に持ち帰らせて、他のスズメバチも一蓮托生でせん滅するという趣旨の商品。
これって同じアース製薬から出てるゴキブリ駆除用の「ゴキブリホウ酸ダンゴ」と同じ狙いのものだよね。
ちなみに「ゴキブリホウ酸ダンゴ」もコンセプトを聞くと「おぉ~すごい」と思うんだけど、実際やってみると大して効果があったとは思えず。
そもそもほとんど食われていなかったから、誘引力に問題があった。
このスズメバチの巣も誘引力が問題となる。
スズメバチはゴキブリ以上に強力な誘引力がないと、簡単にエサに釣られたりしないのは他の製品で経験している。
そもそも、これって効果が見えにくいのも問題。
巣の中で本当に全滅してたとしても、それはなかなか一般人では確認が難しい。
目に見えてスズメバチが出なくなったなと感じることもあまりないだろうし。
「スズメバチの巣撃滅」の口コミ
今年出たばかりで、まだ使用者も少ないことから口コミは少ない。
だがAmazonではこんな口コミがあった↓(と、言うかこれしかなかった)
5月ごろから6月初旬にかけて昨年に女王蜂を見たので本年購入し設置。去年は数度スズメバチを目撃しましたが、今年は不思議と見なくなりました。4個入ですので数m間隔をあけて設置するといいと思われます。
Twitterではこんな口コミも↓
なので今回お試ししたスズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプはマッチングしてないハチさんにはちょっと厳しいかなという感想を持ちました。まああくまで一例でのお話ですけども
— くろ(ずきん) (@qloqlo_) July 19, 2020
やっぱりそうなんだよね。
スズメバチって意外とグルメで、ゴキブリみたいに雑食じゃないから簡単に誘引されないのよ。
簡単に食い物で釣られないという妙なプライドがあるというかさ。
スズメバチ駆除に役立った商品
やっぱりオレん中で一番役立ったのは↓の商品(SIMADA スズメバチバスター)
この商品が一番誘引力が強かった。
この手のタイプはフマキラーの「ハチ激取れ」の方がホームセンターなどで良く見かけるだろう↓
でも「ハチ激取れ」は誘引力が弱い上に、中に入っても「ワンウェイ構造」とか言ってる割に、普通に外に「脱出」されちまって思いっきり「トゥーウェイ構造」なんだよ。
もう目の前で普通に「脱出」される光景をどんだけ見せつけられたか。
おすすめは「SIMADA スズメバチバスター」しかありえない。
ただどっちみち春先の女王蜂を捕えないと効果薄いんだよね。
これからわんさか登場しやがる働きバチは「量産型」だからこいつらいくら捕獲しても焼け石に水。
だからどっちみち時期的にもう遅いんだけどさ。
今からスズメバチ対策を考えるならまだ「スズメバチの巣撃滅」の方が良いかもね?
ちなみに個人事だけど、昨夕近所の山に登ったんだけど、帰路にデカいスズメバチに随分長いこと追いかけられたよ。
多分汗の臭いに反応されたんだと思うけど、かなりしつこくストーカーみてーに追いかけてきて、あの不気味な羽音を聞かされながらこっちも逃げるハメになってさ。
ただ、スズメバチに追われてる時は頭と姿勢を低くして逃げないとダメよ。
背筋をピンと伸ばして走れば余計危険だからね。
しゃがんだりはいつくばって低い姿勢になるのも効果的。
スズメバチの視野は狭いから低い所まで目が届かないからね。
ただ昨日の場合は汗の臭いで反応されてた可能性があるから、それやるとあぶねーから逃げたけど。
でも昨日小雨も降っていて、しかももう暗くなりかけだったんだよね。
スズメバチって雨の日は羽根が湿って飛べないはずなのに思いっきりブンブン飛んでたし、
暗くなってきたら活動しなくなるはずなのにめっちゃ攻撃的だった。
スズメバチの生態にはまだまだ謎が多い。
実際、専門家の間でもほとんど謎らしいねスズメバチって。
とりあえず黒いものに反応するのはクマが黒いからという定説は完全なデタらめね。
だったらクマがいない九州や沖縄に出るスズメバチは何なんだという話だし。
そもそも黒いものに反応するという定説すら最近じゃ怪しいとか。